今年最後の四大大会「全米オープン」(8月30日~9月13日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)のシングルス1回戦で、日本の坂本怜(世界ランク157位)がアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/96位)を6-4、6-7(5)、6-4、3-6、6-4で下し、四大大会の本戦で初勝利を挙げた。
この激戦を現地で観戦していた日本テニス界レジェンドの松岡修造氏は、自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)で熱い独自解説をしている。
坂本の身体中に「自信」の文字が貼りついているように見えたという松岡氏。この自信は、予選決勝で錦織圭から手にした白星から手にしたものだとして、経験豊富なブキッチ相手にも一歩も引かず、むしろ自分から仕掛けていき、プレーにも自信が溢れていたという。
「195cmの体から放つビッグサーブ。ベースラインから下がらず、重いボールを打ち込むストローク。そして何より、『自分のテニスで勝つ』という強い意志。第1セットから、その自信が表れていた。サーブ、ストローク、攻撃力。怜が自分からポイントを支配していき、6-4で奪う」
ファイナルセットは4-3でリードしたところで雨天中断で順延となったが、難しい状況でも再開後に「怜は自分のテニスを貫いた。特に印象的だったのが、サーブ。迷わない。逃げない。最後まで、自分からポイントを取りにいった。合計38本のサービスエース」と称賛している。
一方、「経験、筋力、体力、試合運び。これから世界を転戦していく中で、身につけなければならないものはたくさんある」と課題を挙げつつ、「世界ランキング157位という数字だけで、今の坂本怜を見てほしくない。ランキングは157位でも、テニスは157位じゃない」としてその理由を以下のように綴った。
「1つ1つのショットを見れば、世界のトップ50、いや、その先のトップ・オブ・ザ・トップを感じさせる瞬間がある。これだけスケールの大きなテニスをする日本人選手は、これまでなかなかいなかった。
2024年、全豪オープン・ジュニアを制した怜が、今、本当の世界へ飛び出そうとしている。圭が長い時間をかけて、日本男子テニスの『世界への扉』をこじ開けた。その扉を、今度は怜たちの世代が、さらに大きく開いていく。圭が見せてくれた世界を超えていけ」
また、試合後のオンコートインタビューについても触れた。
松岡氏が「尊敬する錦織選手を破って、今日は“自信”という文字が体中に貼りついているように見えました」と言うと坂本が「ここについているんですよ!と言って、テニスウェアをまくり、割れた腹筋を指差した」のだ。同氏は「このユーモアも、今の怜の余裕であり、自信なのかもしれない」と記した。
そして「怜が正しいテニスをすれば、誰と戦っても怖くない。もちろん、トップの世界では簡単には勝たせてくれない。だからこそ、1試合、1試合、経験を積んでいってほしい。そしていつか、錦織圭選手がかつて発した、あの言葉の領域まで、怜も辿り着いてほしい。『勝てない相手は、もういない』
怜!圭との戦いでつかんだ『自信』を胸に、自分で、自分の可能性に限界をつくるな。Never Give Up!さぁ、ここから世界を駆け上がれ!坂本怜!」と、熱いエールで締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
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坂本の身体中に「自信」の文字が貼りついているように見えたという松岡氏。この自信は、予選決勝で錦織圭から手にした白星から手にしたものだとして、経験豊富なブキッチ相手にも一歩も引かず、むしろ自分から仕掛けていき、プレーにも自信が溢れていたという。
「195cmの体から放つビッグサーブ。ベースラインから下がらず、重いボールを打ち込むストローク。そして何より、『自分のテニスで勝つ』という強い意志。第1セットから、その自信が表れていた。サーブ、ストローク、攻撃力。怜が自分からポイントを支配していき、6-4で奪う」
ファイナルセットは4-3でリードしたところで雨天中断で順延となったが、難しい状況でも再開後に「怜は自分のテニスを貫いた。特に印象的だったのが、サーブ。迷わない。逃げない。最後まで、自分からポイントを取りにいった。合計38本のサービスエース」と称賛している。
一方、「経験、筋力、体力、試合運び。これから世界を転戦していく中で、身につけなければならないものはたくさんある」と課題を挙げつつ、「世界ランキング157位という数字だけで、今の坂本怜を見てほしくない。ランキングは157位でも、テニスは157位じゃない」としてその理由を以下のように綴った。
「1つ1つのショットを見れば、世界のトップ50、いや、その先のトップ・オブ・ザ・トップを感じさせる瞬間がある。これだけスケールの大きなテニスをする日本人選手は、これまでなかなかいなかった。
2024年、全豪オープン・ジュニアを制した怜が、今、本当の世界へ飛び出そうとしている。圭が長い時間をかけて、日本男子テニスの『世界への扉』をこじ開けた。その扉を、今度は怜たちの世代が、さらに大きく開いていく。圭が見せてくれた世界を超えていけ」
また、試合後のオンコートインタビューについても触れた。
松岡氏が「尊敬する錦織選手を破って、今日は“自信”という文字が体中に貼りついているように見えました」と言うと坂本が「ここについているんですよ!と言って、テニスウェアをまくり、割れた腹筋を指差した」のだ。同氏は「このユーモアも、今の怜の余裕であり、自信なのかもしれない」と記した。
そして「怜が正しいテニスをすれば、誰と戦っても怖くない。もちろん、トップの世界では簡単には勝たせてくれない。だからこそ、1試合、1試合、経験を積んでいってほしい。そしていつか、錦織圭選手がかつて発した、あの言葉の領域まで、怜も辿り着いてほしい。『勝てない相手は、もういない』
怜!圭との戦いでつかんだ『自信』を胸に、自分で、自分の可能性に限界をつくるな。Never Give Up!さぁ、ここから世界を駆け上がれ!坂本怜!」と、熱いエールで締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
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