9月30日開幕の男子テニスツアー「中国オープン」(ATP500)に、元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が11年ぶりに出場する。
今季は1月の全豪オープンで準優勝、7月のウインブルドンでベスト4に入ったものの、後半戦は苦戦が続いた。とりわけ先の全米オープンでは1回戦でマリアノ・ナボーネ(アルゼンチン/現45位)に敗れ、出場20回目にして初めての初戦敗退を喫した。世界ランキングも12位へ後退し、苦しい状況でアジアシーズンを迎える。
そんな39歳を今年5月からチームの一員として支えているのが、ポルトガル人理学療法士のカルロス・コスタ氏だ。ポッドキャスト番組『Diario de um Treinador』に出演し、元王者の徹底したこだわりについて明かした。
「彼はあらゆる細部に気を配っています。私たちがタオルを渡すのにかかる時間さえもです。計画にないことが起きると、摩擦が生じます。彼は、私たちが本当に最善のリカバリー戦略を模索し、最高の治療を提供しているか確かめるため、チーム内でテストをすることさえあります。例えば、『なぜシナーは目のトレーニングをしているのに、僕らはやっていないのか?』と尋ねてきました。彼は常に、世界最高になるための方法を探しているのです」
もちろん、コスタ氏自身も専門知識のアップデートを欠かさない。
「他の競技の理学療法士の講習を受けたり、他のスポーツから学んだりもしています。それでも時折、彼が動画を見たり、ロッカールームで他の選手が違うことをしているのに気づいたりすると、『なぜ僕らは同じことをしないのか?』と聞いてきます。そして、私たちの答えに時間をかけることは許されません!」
一方、世界に衝撃を与えた全米オープンでの初戦敗退について、コスタ氏は王者の胸中をこう明かしている。
「彼にとって全米で優勝できないことや、大会で勝ち進めないことは大きな敗北です。そうしたことに慣れておらず、それが大きなフラストレーションの源となっています。彼は今も、最大のタイトルを獲得できると信じています。実際、全豪では決勝、ウインブルドンでは準決勝まで進出しましたから」
敗戦後の立て直しの方法についても説明した。
「彼は敗戦の後に通常、少し休みを取ります。振り返り、リセットし、復帰する時には全力で戻ってくるのです」
復帰戦となる中国オープンは、過去6度出場して全て優勝(29勝0敗)と相性抜群だ。ジョコビッチがどんなリスタートを切るのか注目される。
構成●スマッシュ編集部
【画像】ジョコビッチ他、全米オープン2026を戦う男子トップ選手たちの厳選フォト!
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今季は1月の全豪オープンで準優勝、7月のウインブルドンでベスト4に入ったものの、後半戦は苦戦が続いた。とりわけ先の全米オープンでは1回戦でマリアノ・ナボーネ(アルゼンチン/現45位)に敗れ、出場20回目にして初めての初戦敗退を喫した。世界ランキングも12位へ後退し、苦しい状況でアジアシーズンを迎える。
そんな39歳を今年5月からチームの一員として支えているのが、ポルトガル人理学療法士のカルロス・コスタ氏だ。ポッドキャスト番組『Diario de um Treinador』に出演し、元王者の徹底したこだわりについて明かした。
「彼はあらゆる細部に気を配っています。私たちがタオルを渡すのにかかる時間さえもです。計画にないことが起きると、摩擦が生じます。彼は、私たちが本当に最善のリカバリー戦略を模索し、最高の治療を提供しているか確かめるため、チーム内でテストをすることさえあります。例えば、『なぜシナーは目のトレーニングをしているのに、僕らはやっていないのか?』と尋ねてきました。彼は常に、世界最高になるための方法を探しているのです」
もちろん、コスタ氏自身も専門知識のアップデートを欠かさない。
「他の競技の理学療法士の講習を受けたり、他のスポーツから学んだりもしています。それでも時折、彼が動画を見たり、ロッカールームで他の選手が違うことをしているのに気づいたりすると、『なぜ僕らは同じことをしないのか?』と聞いてきます。そして、私たちの答えに時間をかけることは許されません!」
一方、世界に衝撃を与えた全米オープンでの初戦敗退について、コスタ氏は王者の胸中をこう明かしている。
「彼にとって全米で優勝できないことや、大会で勝ち進めないことは大きな敗北です。そうしたことに慣れておらず、それが大きなフラストレーションの源となっています。彼は今も、最大のタイトルを獲得できると信じています。実際、全豪では決勝、ウインブルドンでは準決勝まで進出しましたから」
敗戦後の立て直しの方法についても説明した。
「彼は敗戦の後に通常、少し休みを取ります。振り返り、リセットし、復帰する時には全力で戻ってくるのです」
復帰戦となる中国オープンは、過去6度出場して全て優勝(29勝0敗)と相性抜群だ。ジョコビッチがどんなリスタートを切るのか注目される。
構成●スマッシュ編集部
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