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海外テニス

テニスのリターンポジションに変化。最も後方で打っていたのはナダルでもティームでもなかった

スマッシュ編集部

2021.01.06

かなり深いポジションからリターンしているメドベージェフ。(C)Getty Images

かなり深いポジションからリターンしているメドベージェフ。(C)Getty Images

 全豪オープンテニスの新たな日程(2月8日~21日)も決定し、新シーズンはいよいよ1月7日から開幕する。今季は長期戦線離脱しているロジャー・フェデラーも戻ってくるため、ビッグ3とネクストジェンとの覇権争いがあらためて注目されるシーズンとなりそうだ。

 そのネクストジェンのシンボルと言えば、パリマスターズとATPファイナルズを制したダニール・メドベージェフ。なにしろ10連勝で走り抜けたこの2大会で、トップ10から7勝を奪取している。このロシア人のユニークなテニスについては、これまでも様々な考察がなされているが、驚くべきリターンの特徴も明らかになった。

 ATP公式サイトによれば、ファイナルズのズベレフ戦で記録されたメドベージェフのファーストサービスのコンタクトポイントが、なんとベースラインから平均5.51メートルも後ろに離れていたというのだ。これはファイナルズ過去3大会におけるリターンポジションとしては最も深い。また、1試合平均の深さトップ5の記録は、すべてメドベージェフがマークしていた。
 
 同じく過去3大会での全体の平均は後方1.9メートル。1試合平均のリターンポジションがベースラインの内側にあった選手はいないが、2018年大会で錦織と対戦したフェデラーは、後方わずか22センチ! つまり20年大会のメドベージェフとは、5.29メートルもの差があった。サービスラインからベースラインまでの距離とほぼ同じであると考えると、両者のポジションの差を理解しやすいだろう。

 もっとも、3大会ぶんのリターンポジションを比較すると、実はメドベージェフだけが下がっているわけではなく、後退はファイナルズ出場選手全体の傾向だといえる。驚くのはセカンドサービスでも同様に後退しているという点だ。

●ファーストサービスのリターン・コンタクトポイント
(ベースラインより後方)
2018年 1.41m
2019年 1.73m
2020年 2.55m

●セカンドサービスのリターン・コンタクトポイント
2018年 0.23m
2019年 1.25m
2020年 1.43m

 ほんの数年前まで、セカンドサービスではいかにステップインして前方でヒットするかが問われていたはず。ところが今や、2年前のファーストよりも後方でセカンドを返している。
 
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ナダル、ティームらのリターンポジションの工夫

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