【楽天ジャパンオープンテニスチャンピオンシップ2019】
シングルス本戦準々決勝/10月4日(金)
J・ミルマン[Q] 6-4 6-0 ダニエル太郎[WC]
「相手がしぶといのはわかっていたけど、どうやってポイントを取ればいいのかがイメージできなかった」。敗戦後の会見で、ダニエル太郎はそう肩を落とした。
風の舞うセンターコートに、トーナメント最後の日本人選手として登場したダニエル。対戦相手である、世界ランク80位のジョン・ミルマンは、同じ大会に出場すれば、一緒に練習や食事をするほどの仲だという。それゆえのやりにくさがあったのか、今日のダニエルからは2回戦までのようなアグレッシブなプレーは見られなかった。
先にリードしたのはダニエルだった。リターンで始まった第1ゲーム、立ち上がりでミスの多いミルマンからブレークを奪う。しかし、次第に安定感を増すミルマンのストロークに押され、直後の第2ゲーム、さらには第4ゲームでもブレークされてしまう。バックハンドのダウンザラインを起点に、第9ゲームでブレークを奪い返し4-5とするも、続く自身のサービスゲームでは「少しタイトな感じだった」というフォアハンドでミスを重ね、4-6で第1セットを落とした。 第2セットは一方的な展開となった。コートの奥深くにコントロールされるミルマンのストロークに対し、ダニエルのポジションはじわじわと下げられていく。吹きすさぶ風の影響からか、思ったように攻められないサービスゲームでは、22本中8本と、わずか36%しかポイントを得られず、挽回の糸口をつかめないままの敗戦となった。
悔しい敗戦ではあったが、ATP500のカテゴリーでベスト8進出という結果は称賛に価する。ランキングを127位に落とし、チャレンジャー大会を転戦していた今シーズンだが「こういう大会でも勝てることを実感した」と、改めて手応えを得た様子だ。
オリンピック出場への想いを聞かれた際には「もちろん出たいけど、特に意識はしたくない。できることを続けていって、いつの間にか出られるようになっていればいい」と、なんともダニエルらしい意気込みを語った。
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■10月4日(金)の主な試合結果■
R・オペルカ 6-3 6-3 内山靖崇[Q]
J・ミルマン[Q] 6-4 6-0 ダニエル太郎[WC]
N・ジョコビッチ(1) 6-1 6-2 L・プイユ(5)
D・ゴファン(3) 6-2 6-2 チョン・ヒョン
■10月5日(土)の試合予定■
〇コロシアム
第1試合(1時開始)R・オペルカ vs J・ミルマン[Q]
第2試合(3時以降)N・ジョコビッチ(1) vs D・ゴファン[3]
第3試合 N・メクティッチ/F・スクゴール vs L・プイユ/J-L・ストルフ
〇楽天カードアリーナ(11時開始)
国枝慎吾(1) vs ドン・シュンジャン
齋田悟司 vs S・オールセン(2)
国枝/オールセン vs ドン/イム
※[WC]=ワイルドカード(主催者推薦枠)、[Q]=予選上がり、カッコはシード
■大会情報■
楽天ジャパンオープン
9月30日~10月6日(本戦)
10月4日~6日(車いすテニス)
会場・有明コロシアム及び有明テニスの森公園
取材・文● 金元雄太(スマッシュ編集部)
シングルス本戦準々決勝/10月4日(金)
J・ミルマン[Q] 6-4 6-0 ダニエル太郎[WC]
「相手がしぶといのはわかっていたけど、どうやってポイントを取ればいいのかがイメージできなかった」。敗戦後の会見で、ダニエル太郎はそう肩を落とした。
風の舞うセンターコートに、トーナメント最後の日本人選手として登場したダニエル。対戦相手である、世界ランク80位のジョン・ミルマンは、同じ大会に出場すれば、一緒に練習や食事をするほどの仲だという。それゆえのやりにくさがあったのか、今日のダニエルからは2回戦までのようなアグレッシブなプレーは見られなかった。
先にリードしたのはダニエルだった。リターンで始まった第1ゲーム、立ち上がりでミスの多いミルマンからブレークを奪う。しかし、次第に安定感を増すミルマンのストロークに押され、直後の第2ゲーム、さらには第4ゲームでもブレークされてしまう。バックハンドのダウンザラインを起点に、第9ゲームでブレークを奪い返し4-5とするも、続く自身のサービスゲームでは「少しタイトな感じだった」というフォアハンドでミスを重ね、4-6で第1セットを落とした。 第2セットは一方的な展開となった。コートの奥深くにコントロールされるミルマンのストロークに対し、ダニエルのポジションはじわじわと下げられていく。吹きすさぶ風の影響からか、思ったように攻められないサービスゲームでは、22本中8本と、わずか36%しかポイントを得られず、挽回の糸口をつかめないままの敗戦となった。
悔しい敗戦ではあったが、ATP500のカテゴリーでベスト8進出という結果は称賛に価する。ランキングを127位に落とし、チャレンジャー大会を転戦していた今シーズンだが「こういう大会でも勝てることを実感した」と、改めて手応えを得た様子だ。
オリンピック出場への想いを聞かれた際には「もちろん出たいけど、特に意識はしたくない。できることを続けていって、いつの間にか出られるようになっていればいい」と、なんともダニエルらしい意気込みを語った。
【楽天OP 日本人PHOTO】ベスト4進出ならずも今大会で躍進した内山、ダニエル太郎ギャラリー!!
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■10月4日(金)の主な試合結果■
R・オペルカ 6-3 6-3 内山靖崇[Q]
J・ミルマン[Q] 6-4 6-0 ダニエル太郎[WC]
N・ジョコビッチ(1) 6-1 6-2 L・プイユ(5)
D・ゴファン(3) 6-2 6-2 チョン・ヒョン
■10月5日(土)の試合予定■
〇コロシアム
第1試合(1時開始)R・オペルカ vs J・ミルマン[Q]
第2試合(3時以降)N・ジョコビッチ(1) vs D・ゴファン[3]
第3試合 N・メクティッチ/F・スクゴール vs L・プイユ/J-L・ストルフ
〇楽天カードアリーナ(11時開始)
国枝慎吾(1) vs ドン・シュンジャン
齋田悟司 vs S・オールセン(2)
国枝/オールセン vs ドン/イム
※[WC]=ワイルドカード(主催者推薦枠)、[Q]=予選上がり、カッコはシード
■大会情報■
楽天ジャパンオープン
9月30日~10月6日(本戦)
10月4日~6日(車いすテニス)
会場・有明コロシアム及び有明テニスの森公園
取材・文● 金元雄太(スマッシュ編集部)