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【テニス壁打ち練習法=3】クロスに角度をつける面感覚を養う「フォアバック交互ストローク」

スマッシュ編集部

2021.01.17

フォアをクロスへ打ち(1)、返球がバック側に来たら、バックをクロスへ打つ(2)。フォア側に来たボールを再びクロスへ(3)。この繰り返しだ。写真:THE DIGEST写真部

フォアをクロスへ打ち(1)、返球がバック側に来たら、バックをクロスへ打つ(2)。フォア側に来たボールを再びクロスへ(3)。この繰り返しだ。写真:THE DIGEST写真部

 1人で手軽に行なえ、基礎をしっかり学べるテニスの練習法「壁打ち」。では、どんなメニューをこなせば効果が高いのか? “練習のスペシャリスト”である日本体育大学の森井大治・硬式テニス部監督が、お薦めのメニューを紹介するシリーズ。その3回目だ。

   ◆   ◆   ◆

 今回のメニューは、壁打ちでフォアとバックを交互に打ち分けるストローク練習だ。自分が動いてフォアやバックへ回り込むというよりも、自分はなるべくその場で動かないまま、ショットに角度をつけてフォア⇔バックへ交互に返ってくるようにボールをコントロールする。

 どのくらいの打点、面の向きで打てばクロスに角度がつくのか、それを身をもって知るのが目的。ストレートへ打つのに比べて、微妙に角度をつけてコントロールする面感覚が培われる。
 
【練習の手順】
1:まずはフォアハンドストロークをクロスに打つ
2:壁に当たったボールがバック側に返ってきたら、次はバックをクロスに打つ
3:今度はフォア側に返ってきたボールを、再びフォアでクロスへ。1~3を繰り返す

 ボールが散らばる人は、面の角度をしっかり意識しよう。ストレートに打つ時は、面を壁に対して真っすぐ向けるが、クロスに打つ時は、それよりも少しだけ面を斜めに向ければいい。

 慣れてきたら、さらに角度をつけて打ち、今度は自分が動いてカバーリングするフォアバック交互ストロークにチャレンジしよう。体力的に負荷を上げた練習ができる。

解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集

【PHOTO】練習こそ上達への近道。トッププロたちの練習風景
 

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