テニス四大大会「全豪オープン」(2月8日~21日/オーストラリア・メルボルン)は、大会5日目となる12日に女子シングルス3回戦を実施。世界ランク3位の大坂なおみが、同30位のオンス・ジャブール(チュニジア)に、6-3、6-2で勝利し4回戦に駒を進めた。
強力なストロークに、時折スライスやドロップといったショットを織り交ぜる、トリッキーなプレーを得意とするジャブール。大坂と彼女は、2015年のエキジビション大会からの付き合いで、現在は互いのチームぐるみで交流があるほどの仲だという。
そんな"親友"を相手に多少のやりにくさがあったのか、ジャブ―ルの多彩なショットバリエーションに翻弄されて、立ち上がりのサービスゲームと第3ゲーム、さらには第5ゲームで計5度のブレークピンチを迎える。
しかしここを、強烈なサービスを起点としたプレーですべてしのぎ切ると、続く第6ゲームで2度のダブルフォールトを犯したジャブ―ルのスキをついてブレークに成功。その後は、ネットインなどのアンラッキーなショットもあり一旦はイーブンに戻されるも、第8ゲームで再度ブレークを奪い6-3でセットを先取した。
第2セットは第3ゲームでつかんだブレークポイントを、リターンエース一本でものにして見せた大坂。第7ゲームでも強烈なリターンをコート隅や相手の足元に沈めて、ブレークを重ねると、迎えたサービング・フォー・ザ・セットをラブゲームでキープして4回戦進出を決めた。
試合を通したアンフォースド・エラーの数が、ジャブ―ルの33本に対し28本と、決してミスが少なくはなかった大坂。ショットがラインを割るたびに一瞬は表情を歪めるが、すぐさま次のポイントへ向けて足を動かすような仕草を繰り返し、しっかり気持ちを切り替えようという思いを感じさせた。
その甲斐あってか、その後のポイントでは鋭いサービスエースやストロークエースを放ち、メンタル面での大きな成長をうかがわせる試合展開だった。
大坂の次戦の相手は、今回が初めての顔合わせとなる第14シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)。過去2度のグランドスラム女王で、2017年には世界ランク1位を記録した強敵だ。さらに、昨年の全豪オープンでは準優勝を飾っている。これまで以上に厳しい戦いになることが予想されるが、今日のようなプレーで快勝を見せてほしい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】2019年以来の全豪オープン制覇へ!メルボルンで躍動する大坂なおみを特集!
強力なストロークに、時折スライスやドロップといったショットを織り交ぜる、トリッキーなプレーを得意とするジャブール。大坂と彼女は、2015年のエキジビション大会からの付き合いで、現在は互いのチームぐるみで交流があるほどの仲だという。
そんな"親友"を相手に多少のやりにくさがあったのか、ジャブ―ルの多彩なショットバリエーションに翻弄されて、立ち上がりのサービスゲームと第3ゲーム、さらには第5ゲームで計5度のブレークピンチを迎える。
しかしここを、強烈なサービスを起点としたプレーですべてしのぎ切ると、続く第6ゲームで2度のダブルフォールトを犯したジャブ―ルのスキをついてブレークに成功。その後は、ネットインなどのアンラッキーなショットもあり一旦はイーブンに戻されるも、第8ゲームで再度ブレークを奪い6-3でセットを先取した。
第2セットは第3ゲームでつかんだブレークポイントを、リターンエース一本でものにして見せた大坂。第7ゲームでも強烈なリターンをコート隅や相手の足元に沈めて、ブレークを重ねると、迎えたサービング・フォー・ザ・セットをラブゲームでキープして4回戦進出を決めた。
試合を通したアンフォースド・エラーの数が、ジャブ―ルの33本に対し28本と、決してミスが少なくはなかった大坂。ショットがラインを割るたびに一瞬は表情を歪めるが、すぐさま次のポイントへ向けて足を動かすような仕草を繰り返し、しっかり気持ちを切り替えようという思いを感じさせた。
その甲斐あってか、その後のポイントでは鋭いサービスエースやストロークエースを放ち、メンタル面での大きな成長をうかがわせる試合展開だった。
大坂の次戦の相手は、今回が初めての顔合わせとなる第14シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)。過去2度のグランドスラム女王で、2017年には世界ランク1位を記録した強敵だ。さらに、昨年の全豪オープンでは準優勝を飾っている。これまで以上に厳しい戦いになることが予想されるが、今日のようなプレーで快勝を見せてほしい。
構成●スマッシュ編集部
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