海外テニス

大坂なおみの快勝を海外メディアはどう見た?「無慈悲なプレーで決勝に」「セレナの24勝目を阻止」【全豪オープン】〈SMASH〉

中村光佑

2021.02.18

セレナ・ウィリアムズに完勝した大坂なおみ。海外メディアからも高評価が相次いでいる。(C)Getty Images

 テニスの四大大会「全豪オープン」(オーストラリア/メルボルン)は18日に女子シングルス準決勝が行なわれ、第3シードの大坂なおみが第10シードのセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)を6-3、6-4とストレートで下し、2年ぶりの決勝進出を決めた。序盤こそサービス、ストロークに安定感を欠いた大坂だったが、その後は息を吹き返し、セレナを寄せ付けずに圧倒。2度目の優勝へ王手をかけた。

 大坂が見せた圧巻のパフォーマンスに海外メディアからも称賛の嵐が巻き起こっている。欧米メディアの『EUROSPORT』は「無慈悲なプレーを見せた大坂なおみがセレナ・ウィリアムズを破り、決勝に進出」と題した上で、「試合が始まるとセレナが自信に満ちたようなスタートを切ったものの、大坂は相手をコートの外に吹き飛ばすようなビッグショットを連発して応戦。そんな大坂を前にして、セレナは自分自身のプレーができないままで終わってしまった」とその強さに脱帽していた。
 
 また、テニス系海外メディアの『TENNIS MAJOR』は「大坂なおみがセレナ・ウィリアムズの24個目のメジャータイトル獲得を阻止し、素晴らしいプレーで現在の連勝を20に伸ばした」という見出しで、「大坂はリズムに乗り切れなかったスタートを乗り越え、全豪オープンの準決勝で23回のグランドスラムチャンピオンであるセレナ・ウィリアムズとの対戦を制した。これによりウィリアムズの24個目のメジャータイトルへの挑戦に終止符を打った」と伝えている。

 なお、大坂は20日に行なわれる決勝で、ジェニファー・ブレイディ(24位/アメリカ)と対戦することが決まった。ブレイディは準決勝でカロリーナ・ムチョバ(27位/チェコ)を6-4、3-6、6-4で下した。鍛え上げたメンタルを武器にこれまで1セットしか落とさず勝ち上がってきた大坂。2度目の全豪制覇へ期待は高まるばかりだ。

文●中村光佑

【PHOTO】2度目の全豪オープン制覇へ!メルボルンで躍動する大坂なおみ!
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【画像】大坂なおみがセレナを圧倒した全豪OP準決勝ハイライト!