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海外テニス

ケガから復帰したフェデラーが405日ぶりの勝利!「やりたいようにプレーできた」

中村光佑

2021.03.11

世界中のテニスファンが待ちに待ったであろう時がやってきた。(C)Getty Images

世界中のテニスファンが待ちに待ったであろう時がやってきた。(C)Getty Images

 男子テニスツアー『カタールオープン』(3月8日~13日/カタール・ドーハ/ATP250)は現地3月10日にシングルス2回戦が行なわれ、第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界28位のダニエル・エバンズ(イギリス)に7-6(8)、3-6、7-5の接戦の末に勝利。昨年の全豪オープン以来、約14か月ぶりのツアー復帰の舞台を白星を飾った。

 苦しみながらもタイブレークを制して第1セットを先取したフェデラーだったが、安定したプレーを見せるエバンズに苦戦し、第2セットを落としてしまう。最終セットでもお互いにキープが続く展開となったが、第12ゲームでエバンズのミスを逃さなかったフェデラーが2時間26分の激闘に終止符を打ち、405日ぶりの勝利となった。

 試合後のインタビューに応じたフェデラーは「1回戦でダン(エバンズ)と戦うのはタフだとわかっていた」としながらも、「厳しい局面でしっかりと対応できたことがとてもよかった。重要なポイントになるほど、自分のプレーが不安定になるようなことはなかった。やりたいようにプレーできたから、それは素晴らしい兆候で、いい感覚が得られていると思う」と満足気に試合を振り返っている。
 
 続けて、「2時間20分以上もの最初の試合でダブルフォールトを犯さなかったのは、サーブの時にヒザがとてもよく機能している証拠だと思う」と、昨年手術したヒザの調子の良さをアピールした上で、「復帰戦を観客の前でプレーできたことにとても感謝しているし、ファンの歓声も心地良かった。明日また(プレー面で)自分がどのように感じるかは気がかりだけど、今はとても良い気分。非常に満足している」と喜びを語った。

 なお、フェデラーは11日に行なわれる準々決勝で世界42位のニコロズ・バシラシビリ(ジョージア)と対戦することが決まっている。依然としてヒザの状態は気になるところだが、フェデラーらしい華麗なプレーでもう1つ勝利を積み重ねてほしい。

文●中村光佑

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