男子テニスのロジャー・フェデラー（スイス）が、10日に行なわれた『カタール・オープン（カタール・ドーハ／ATP250）』の２回戦でダニエル・エバンズ（イギリス）を７－６（８）、３－６、７－５で下し、405日ぶりの公式戦で白星を飾った。

　フェデラーは右ヒザの故障により昨年の全豪オープン以降ツアーから離れ、２度の手術を経てリハビリとトレーニングに励み、今大会を待望の復帰戦に選んだ。大会前にはコート上で満面の笑みを浮かべている様子を何度かSNSで公開しており、フェデラー自身も久しぶりの公式戦を非常に楽しみにしていたようだ。

　フェデラーの復帰戦は選手たちからも注目を浴びていた。同時に行なわれている『チリ・オープン（チリ・サンティアゴ／ATP250）』ではプレイヤーズラウンジのテレビでこの試合が流れており、多くの選手や関係者が画面に釘付けになっていたのだ。
  　この様子は『Tennis TV』のツイッター（@TennisTV）で「ロジャー・フェデラー効果。ロジャーの復帰を見に集まったチリ・オープンの選手たち」というメッセージとともに公開されている。ラリー中は見事にみんな真剣に見入っており、ポイントが終わると拍手や歓声と同時に動き出す様子も映されていた。

　この投稿を見たファンからは、「ロジャー現象」「レジェンド」「これがすべてを物語っている」「誰もが愛するロジャー」「お帰りなさい、ロジャー」など、フェデラー人気がうかがえるコメントが多く寄せられ、動画も５万6000回以上再生されている。

　11日に行なわれる準々決勝ではニコロズ・バシラシビリ（ジョージア）と対戦する。再び注目の一戦となりそうだ。

構成●スマッシュ編集部

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