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【テニス壁打ち練習法=5】バックへの球出しで「回り込みフォアハンド」のフットワークと強打を磨く〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.03.14

クロスに球出しし(1)、バック側に返球が来るようにする(2)。素早くフォアに回り込み(3)、エースを取るつもりで強打(4)。写真:THE DIGEST写真部

クロスに球出しし(1)、バック側に返球が来るようにする(2)。素早くフォアに回り込み(3)、エースを取るつもりで強打(4)。写真:THE DIGEST写真部

 1人で手軽に行なえ、基礎をしっかり学べるテニスの練習法「壁打ち」。では、どんなメニューをこなせば効果が高いのか? “練習のスペシャリスト”である日本体育大学の森井大治・硬式テニス部監督が、お薦めのメニューを紹介するシリーズ。その5回目だ。

   ◆   ◆   ◆

 一般プレーヤーの壁打ちは、単純にボールを打ち返して、長く続ける練習が多い。もちろんそれも大切だが、工夫次第ではフットワークや強打を磨く応用練習もできる。今回紹介するのは「回り込みフォアハンドによる打ち込み」を磨くメニューだ。

 1球目の球出しをクロス方向に送って、自分のバック側へ返ってくるように配球する。その壁からの返球に対して、フットワークを使ってフォアに回り込み、強打を叩き込むというものだ。
 
【練習の手順】
1:壁に向かって、1球目の球出しをクロスへコントロール
2:壁に当たったボールは角度がついてバック側に返ってくる
3:フットワークを使って、しっかりとフォアに回り込む
4:コースを狙い、ウイナーを取るつもりで強打(続ける必要はない)

 球出しの角度によって、フットワークの難易度を自在に調節できる。また、バウンドの高低を変えれば、チャンスボールを叩くのか、激しいラリーの中で勝負をかけるのか、状況を設定した練習も可能だ。

 コースも1球ごとに考えて打ち分けよう。実戦で有効なのは逆クロスやストレート。それぞれ正確に狙えるように練習してほしい。

解説=森井大治
ナショナルメンバーの経験を持つ元プロ選手。引退後は筑波大学大学院でコーチ学を修了。ユニバーシアード代表監督、早稲田大学庭球部コーチなどを歴任後、現在は日体大監督を務める。※協力=倉橋孟甫(日体大テニス部)

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2020年3月号より再編集

【PHOTO】練習こそ上達への近道。トッププロたちの練習風景
 

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