海外テニス

「気持ちがわかる。抱きしめたい」セレナが大坂の全仏棄権にコメント。「彼女はベストを尽くしているわ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.01

メンタル面で苦しむ大坂にセレナが同情を寄せている。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランク2位の大坂なおみが「全仏オープン」(5月30日~6月13日/フランス:パリ/クレーコート/グランドスラム)の棄権を表明したことについて、同8位のセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)は「彼女の気持ちがわかる」と同情の念を寄せている。

 大坂は全仏オープン開幕前に「負けた後の会見は、落ち込んでいる人を蹴落とすようなもの」として"会見ボイコット"を宣言。実際に初戦後の会見を欠席して騒動が大きくなると、その後に「このような状況は想像も意図もしていなかった」「パリでの大会に誰もが集中できるように、大会や他のプレーヤー、そして私自身にとって、私が身を引くことが最善だと思います」と大会の棄権を発表した。
 
 セレナは同大会の初戦で、イリーナ‐カメリア・ベグ(ルーマニア)を下した後の会見で、大坂の決断について「私が感じてるのは、ただナオミに同情しているということ。彼女を抱きしめてあげたい」とコメント。

 さらに「彼女の気持ちがわかるからこそ、抱きしめてあげたいと思うのよ。私も同じような立場に立たされたことがあるから」と大坂に理解を示した上で、「私たちにはそれぞれの個性があり、それぞれが違う。彼女のやりたいように、最善の方法で対処してもらいたい。彼女はベストを尽くしていると思うわ」と語った。

 大会の棄権を表明した大坂のSNS投稿には、セレナの姉であるビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)やコリ・ガウフ(アメリカ)といった同じテニス選手の他、陸上のウサイン・ボルト氏やNBA選手のカイリー・アービング氏など、多くの著名人から応援の声が寄せられている。

構成●スマッシュ編集部

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