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国内テニス

【綿貫陽介】コロナ禍での戦い。隔離中はインスタライブで気分転換!<SMASH>

綿貫陽介

2021.06.28

遠征中にコロナ陽性となり大会を途中棄権。太ももと節々の痛みがあったという綿貫陽介。写真:滝川敏之

遠征中にコロナ陽性となり大会を途中棄権。太ももと節々の痛みがあったという綿貫陽介。写真:滝川敏之

 今回より3回にわたって実施する綿貫陽介選手応援企画。1回目は、コロナ陽性になった時のことや、話題になったテニス選手にとっての会見について話してくれた。

   *  *  *

 こんにちは。テニスプレーヤーの綿貫陽介です。皆さん、コロナ禍でどのように過ごしていますか? 僕は今年4月のアメリカ遠征中にコロナ陽性になりました。その時のことなど、近況報告をしたいと思います。

 検査する前日は、試合をしていて立ち上がる時に太ももが痛いなと思っていました。あとは、節々の痛み。これが初期症状でした。喉がイガイガしてきて、試合が終わってホテルに戻ったら熱が出て、次の日に検査。その後は、熱が39度ぐらい出て、喉や鼻など普通の風邪の症状と、だるさが強かったです。太ももは肉離れしたのかと思うぐらい痛かったですね。

 陽性になってから現地で1週間半ぐらい隔離があり、陰性になってから帰国。ホテルで3日隔離があり、その後に自主隔離となりました。

 一緒に行動していたコーチの敬介(実兄)もトレーナーもかからず、僕だけが陽性で、どこで感染したのかもわかりません。大会は棄権しましたが、理由は発表しませんでした。現地で兄が日用品を買いに行った時に、「店に入るな、自分の国に帰れ」と言われたことがあり、アジアンヘイトもニュースになっていたので大事を取ってのことです。

 一番気持ちが落ち込んだのは、帰国して3日間のホテル隔離でした。自主隔離でも特にやることに変わりはありませんが、やっと家に帰れると思っていたので…。

 この時にインスタライブを行ないました。ちゃんと発表ができていなかったので、症状なども説明しようと考えてのことです。隔離中は言葉を発する機会がないので、これは自分にとっても気分転換になりました。

 昨年に怪我をして、そのリハビリで復帰までの時間がかかってしまい、今年のスタートが3月のデ杯からになりました。コロナ禍の影響もあり、今年になって大会に出場したのはまだ3大会だけですが、やはり色々と普段とは違う部分があります。

 遠征前には、出国の72時間以内にPCR検査を受ける必要があり、入国時に入れないと言われる心配もあります。遠征先でも隔離があったりロックダウンがあったり、ご飯を食べる時も気を使いますし、苦労します。

 ジムも以前のようには使えません。バスで移動できず、タクシーやレンタカーを使うことになったりと、出費も多くなっています。でも、再び遠征に出発しました。今はこの状況に適応していかなくてはと思っています。
 
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