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17歳のガウフがウインブルドンで「再びセンセーションを起こす」!? 元世界1位が大胆予想<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.06.23

ウインブルドンでの活躍に期待が寄せられるガウフ。(C)Getty Images

 16歳で全米オープン女子シングルスを制し、17歳の時には世界ランク1位に立った経験を持つトレーシー・オースティン氏が、自身と同じアメリカ出身で、若くして活躍しているコリ・ガウフについて、「ウインブルドンで大活躍するでしょう」と期待を寄せている。

 2019年のウインブルドンで、当時15歳だったガウフはセンセーショナルなグランドスラムデビューを飾った。予選から出場して初めてグランドスラム本戦入り、上位選手を次々になぎ倒して4回戦に進出。以降もメキメキと上達を続け、今では2つのWTAツアータイトルを挙げてランキングも23位まで上昇させている。

 先の全仏オープンでもグランドスラム最高成績である準々決勝への進出も果たしたガウフについて、海外テニスメディア『UBITENNIS』によると、オースティン氏は「再びセンセーションを巻き起こすはず」と、ウインブルドンでの活躍を確信しているようだ。

「(2019年大会から)2年がたって、彼女のフォアハンドとセカンドサービスは改善され、とても強くなっている。今ではタイトルも持っていて経験も豊富。シード選手として戻ってきて、さらなる活躍を見せてくれると思うわ」
 
 さらにオースティン氏は、ガウフがセカンドサービスにスライスを多用しているという点について、過去5度の大会女王であるビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)と類似していると言及。「ヴィーナスも同じようにスライスのセカンドサービスを打っていました。これが芝生で良いアクセントになるのです」と説明。球足が速く、ボールが跳ねづらいサーフェスの特性と、ガウフが得意とするスライスサービスがマッチしていると評した。

 一方で、当の本人もウインブルドンに向けて抱負を明かしてる。現在出場中のイーストボーン国際の記者会見では、「2年前よりも良い結果を残したいと思っています。あれがすべての始まりでした。あの経験には感謝していますし、選手としても人としても間違いなく成長できました」とコメントした。

 さらに、「みんなは私がプレッシャーを感じていると思っているかもしれませんが、私は何のプレッシャーも感じていません。ただ楽しみたいと思っています」と、2年ぶりの大会(昨年大会はコロナ禍の影響で中止)に向けて前向きに語っている。

構成●スマッシュ編集部

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