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大坂なおみ、地元期待の17歳を逆転で下してシンシナティ3回戦進出!序盤はミス連発も徐々に復調<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.08.19

強力な若手選手から逆転勝利をつかみ取った大坂。(C)Getty Images

 女子テニスツアーの「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ:シンシナティ/8月16日~22日/ハード/WTA1000)では、現地8月18日に女子シングルス2回戦を実施。世界ランク2位で第2シードの大坂なおみが、同24位のコリ・ガウフ(アメリカ)に4-6、6-3、6-4の逆転で勝利。3回戦に進出した。

 両者の対戦成績は過去1勝1敗。2019年の全米オープンでは大坂がストレートで、2020年の全豪オープンではガウフがストレートで勝利している。

 それぞれドラマチックな内容だったため、もとより2人の対決には少なからず注目が集まっているが、今回の試合は大坂が東京オリンピックで衝撃的な敗戦を喫してから最初の試合で、さらに先日の久々の記者会見で涙した一件もあり、さらなる話題を呼ぶものとなっていた。

 試合は序盤から、持ち味の強烈なストロークとサービスを叩き込む大坂が優位に立ちながらも、互いにキープが続く展開に。しかし、集中力に少々の揺らぎがあったか、第9ゲームで凡ミス連発した大坂がこの日初めてのブレークピンチを迎える。

 さらにそのポイントでも、ネット際で高く跳ねたチャンスボールを大きくコート外に打ち出してしまった大坂がブレークを喫し、そのまま第1セットを落とした。
 
 第2セットも、第3ゲームで先にブレークを奪われて不穏な空気が流れたが、直後のゲームでブレークバックに成功。

 その後も、根気強いストロークでプレッシャーを与え続けたことが奏功したか、第8ゲームで2本のダブルフォールを犯したガウフからブレークを奪う。最後にはサイドアウトと判断したボールが、風で戻ってきて失点してしまうというハプニングに見舞われたが、大坂が第2セットを奪取した。

 最終セットでも、やや乱調気味のガウフが再びダブルフォールトで自らピンチを招くと、これを見逃さなかった大坂が粘りのストロークでブレーク先行。一進一退の攻防が続く中、好調なサービスでリードを守り切った大坂が、1時間53分で勝利をつかんだ。

 勝利した大坂は次戦で世界ランク65位のジル・タイヒマン(スイス)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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