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車いすテニスの国枝慎吾が始球式で野球選手も驚く投球を披露!メジャー観戦での苦い思い出も公開<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.10.08

野球少年だった国枝がプロ野球の始球式でその才能を披露した。(C)Getty Images

 車いすテニス界のレジェンドの国枝慎吾が、10月7日に行なわれたプロ野球の千葉ロッテマリーンズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの始球式でキャッチャーも驚く投球を披露した。

 この日は『麗澤大学サンクス・ナイトゲーム For All』が開催され、国枝は同大学の卒業生として自身初の始球式を務めた。球場は温かい拍手に包まれ、車いすテニス界のレジェンドはマウンドまで声援に応えながら車いすを走らせた。

 病気を患う前は野球少年だった国枝。先月末には「肩作っとくかぁ(笑)」と、テニスコートで投球練習もして本番に臨んだ。そして鍛え上げられた右腕から繰り出された剛速球に、場内は大歓声。キャッチャー役を担った角中勝也も驚いた表情を見せるほどのピッチングで、当人も満足気な表情を浮かべた。
 
 国枝は自身のインスタグラムとツイッター(@shingokunieda)を更新し、室内練習場でのウォーミングアップの様子や、球団や観客への感謝の気持ちを綴っている。

 また、前回の野球観戦は2007年の全米オープンの時期に行なわれたニューヨーク・メッツ戦だったようだが、「5回表くらいで携帯落とした事に気付き観戦どころではなかったのを思い出しました(笑)。試合後、球場に落とし物で届けられていたという奇跡」と、エピソードも公開した。

 今季は東京パラリンピック金メダルと全米オープン優勝に輝き、パラリンピックの車いすテニスの男子シングルス最多金メダル、グランドスラムの車いすテニス最多優勝数、グランドスラムの車いすテニスシングルス最多優勝数(男子)といった3つのギネス世界記録を更新した国枝。今後も記録が更新されていくことを期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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