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「予選突破!タフマッチでした」西岡良仁がツアー本戦出場を報告。1回戦の相手は予選勝者に<SMASH>

中村光佑

2021.10.26

10月上旬のインディアンウェルズでは接戦で1回戦に勝利した西岡。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「サンクトペテルブルク・オープン」(10月25日~31日/ロシア/サンクトペテルブルク/ATP250/室内ハード)は現地10月24日に予選決勝を実施。世界ランク82位の西岡良仁が同73位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)を6-3、4-6、6-2のフルセットで下し、本戦進出を決めた。

 前日に行なわれた予選1回戦で世界160位のロマン・サフィウリン(ロシア)をストレートで撃破し、本戦に王手をかけていた西岡。

 ケツマノビッチとの予選決勝でも開始直後の第1ゲームで早々にブレークに成功すると、そのリードを守って第1セットを先取。第2セットではケツマノビッチに2度のブレークを許して1セットオールとされたが、迎えたファイナルセットでは西岡が第5ゲームから4ゲームを連取するなど終盤は相手を圧倒し、フルセットマッチを制した。
 
 今年8月のシンシナティ大会1回戦で右手首を負傷し、その影響からここ最近は早期敗退が続いていた西岡。予選決勝終了後に更新した自身の公式ツイッター(@yoshihitotennis)では「予選突破!タフマッチでした…」と報告した上で「また今日も前回の試合よりいい感じでした。日に日によくなっている気がしています」とコメント。徐々に感覚を取り戻せているようだ。

 また、同投稿で西岡は「体は疲れましたが、また明日かな?連戦ですが頑張ります」と次戦への意気込みを綴った。

 その西岡は本戦1回戦で同じく予選勝者のボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/69位)と対戦する。相手は9月の全米オープンで予選からベスト8進出を果たし、大幅にランキングを上げている急成長株の26歳だが、西岡には持ち味の粘り強いプレーで勝利をつかんでもらいたい。

文●中村光佑
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【画像】送迎用の高級車と撮影した写真と共に予選突破を報告した西岡