男子ダブルス界の生ける伝説ペアがついに引退を表明した――
マイク・ブライアンとボブ・ブライアンの兄弟が、来年の全米オープンを最後に引退することを発表した。
この双子のダブルスを見て、ダブルス観戦の面白さに気が付いたテニスファンも多いのではないだろうか。シングルス界での生ける伝説が、ロジャー・フェデラーというのならば、ダブルス界では間違いなくこの2人がそれに当てはまる。
2003年に、初めてダブルス世界ランク1位になった2人は、合計438週にわたり王座に君臨した。ペアでの通算優勝回数は118勝。この優勝には、グランドスラムタイトル(16勝)、ATPマスターズ1000タイトル(39勝)などが含まれ、生涯グランドスラム(4大大会すべてで優勝)、生涯ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会すべてで優勝)も達成していている。
また2012年には、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得しており、最難関の偉業と言われる生涯ゴールデンスラム(4大大会とオリンピックで優勝)を成し遂げ、まさに記録にも記憶にも残る選手となっている。
両親ともにテニスコーチの家庭に生まれ、2歳からテニスを始めた2人は、スタンフォード大学でカレッジプレーヤーとして活動した後、プロの道を歩む。ダブルスのスペシャリストとして華々しい成績を挙げてきたが、2018年には弟で左利きのボブが、人工股関節の手術を受け、戦列を離れた。今年1月、兄弟ダブルスで復帰し、デルレイビーチと、マイアミの2大会で優勝している。
この発表にあわせてブライアン兄弟は、「魔法にかかったような時間だった」と21年間の旅路を振り返り、「健康で、まだタイトルが狙える今のうちにキャリアを終えたい」とコメントした。
来年4月には42歳になる2人が、選手としての終焉を迎える全米オープンは、8月31日~9月7日まで開催される。もし、7月25日からの東京オリンピックにアメリカ代表として出場することになれば、双子ならではの、阿吽の呼吸ともいえるプレーが日本で見られる最後のチャンスとなる。
構成● スマッシュ編集部
マイク・ブライアンとボブ・ブライアンの兄弟が、来年の全米オープンを最後に引退することを発表した。
この双子のダブルスを見て、ダブルス観戦の面白さに気が付いたテニスファンも多いのではないだろうか。シングルス界での生ける伝説が、ロジャー・フェデラーというのならば、ダブルス界では間違いなくこの2人がそれに当てはまる。
2003年に、初めてダブルス世界ランク1位になった2人は、合計438週にわたり王座に君臨した。ペアでの通算優勝回数は118勝。この優勝には、グランドスラムタイトル(16勝)、ATPマスターズ1000タイトル(39勝)などが含まれ、生涯グランドスラム(4大大会すべてで優勝)、生涯ゴールデンマスターズ(マスターズ9大会すべてで優勝)も達成していている。
また2012年には、ロンドンオリンピックで金メダルを獲得しており、最難関の偉業と言われる生涯ゴールデンスラム(4大大会とオリンピックで優勝)を成し遂げ、まさに記録にも記憶にも残る選手となっている。
両親ともにテニスコーチの家庭に生まれ、2歳からテニスを始めた2人は、スタンフォード大学でカレッジプレーヤーとして活動した後、プロの道を歩む。ダブルスのスペシャリストとして華々しい成績を挙げてきたが、2018年には弟で左利きのボブが、人工股関節の手術を受け、戦列を離れた。今年1月、兄弟ダブルスで復帰し、デルレイビーチと、マイアミの2大会で優勝している。
この発表にあわせてブライアン兄弟は、「魔法にかかったような時間だった」と21年間の旅路を振り返り、「健康で、まだタイトルが狙える今のうちにキャリアを終えたい」とコメントした。
来年4月には42歳になる2人が、選手としての終焉を迎える全米オープンは、8月31日~9月7日まで開催される。もし、7月25日からの東京オリンピックにアメリカ代表として出場することになれば、双子ならではの、阿吽の呼吸ともいえるプレーが日本で見られる最後のチャンスとなる。
構成● スマッシュ編集部