海外テニス

結婚からわずか1年、元女王ハレップが億万長者の夫と突然離婚。予定していた挙式もお流れに<SMASH>

中村光佑

2022.09.11

2度目の挙式を控え、幸せの絶頂にあると思われたハレップが突然の離婚。理由は伝わってきていない。(C)Getty Images

 女子テニス元世界ランキング1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現7位)が結婚からわずか1年で、実業家のトニー・ユーリック氏(マケドニア/42歳)との離婚が明らかになった。

 約3年の交際を経て、昨年9月15日に複数の会社を所有している億万長者のユーリック氏と母国ルーマニアで挙式したハレップ。2人は今年11月13日に宗教式の2度目の結婚式を挙げる予定だった。それについては以前、夫のユーリック氏が「それは正しい情報です。11月に(ルーマニアの)シナヤで結婚式を挙げます」と話していた。

 ところが、先日ルーマニアの大手ニュースサイト『Fanatik』のインタビューに応じたユーリック氏が「シモナ(ハレップ)と離婚することを決断しました」と発表。「しつこくするのはやめてください」とメディアへ過剰な報道を控えるよう求めたうえで、「あとは弁護士が適切に処理することになっています。ご理解いただきありがとうございます」とのコメントを残した。一方で2人が別々の道を歩むことになった経緯については明らかにしなかった。
 
 グランドスラムで2度の優勝を誇る30歳のハレップは度重なるケガにも見舞われ、昨年8月には約7年半にわたって保ってきたトップ10の座から陥落した。それでも不屈の精神でツアー大会に出場し続けてきた彼女は、今年1月のメルボルン・サマー・セット1(WTA250)で約1年4か月ぶりの復活優勝を飾ると、8月のナショナル・バンク・オープン(WTA1000)ではツアー通算24度目のタイトルを獲得。8月15日に更新された世界ランキングで再びトップ10へと復帰していた。

 現在開催中の「全米オープン」では予選勝者のダリア・スニグル(ウクライナ/124位)にフルセットで振り切られ、まさかの初戦敗退を喫したハレップ。それからしばらくして各種海外メディアで大々的に報じられたユーリック氏との離婚について、ハレップ側はまだコメントを出していない。

文●中村光佑

【PHOTO】ハレップはじめ、なかなか見られないトッププロの練習やテニス教室の様子