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海外テニス

英雄ナダルの引退時期について叔父が言及!「勝つ見込みがないと判断したらプレーはしないだろう」<SMASH>

中村光佑

2022.10.07

今季は全豪と全仏オープンの2大タイトルを獲得したナダルだが、その一方ではケガとの戦いも強いられた。(C)Getty Images

今季は全豪と全仏オープンの2大タイトルを獲得したナダルだが、その一方ではケガとの戦いも強いられた。(C)Getty Images

 男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現世界ランク2位)の叔父で元コーチのトニ・ナダル氏がスペイン紙『AS』のインタビューに登場。そのなかで数々の輝かしい功績を残してきた甥のキャリアの終焉について言及した。

 2017年にナダルとのコーチ契約を終了したトニ氏。16度にわたる甥のグランドスラム優勝を導いた61歳の名将は、昨年4月よりフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/22歳)を指導している。とはいえ師弟関係解消後もナダルの試合を観戦する姿が見られ、「今も彼(ナダル)とはよく話す」そうだ。

 今季のナダルは1月の全豪オープンでタイトルを獲得すると、6月の全仏オープンで男子テニス史上最多となる四大大会22度目の優勝を達成。さらには開幕から20連勝を記録するなど持ち前の驚異的な強さを発揮してきた。

 だが、一方で度重なるケガにも見舞われ、3月のBNPパリバ・オープンでは肋骨を負傷。苦しみながらもベスト4へ進出した7月のウインブルドンでは腹筋を断裂し、ニック・キリオス(オーストラリア/大会時40位)との準決勝を棄権した。

 また、05年から左足に慢性疾患を抱えていたナダルは、全仏オープンの記者会見では同箇所に注射を打って神経を麻痺させた状態で試合に臨んでいた。

 先の全米オープンで4回戦敗退に終わったナダルは今年6月に36歳を迎え、最近は徐々に現役引退について語る機会も増えてきている。以前には左足のケガがなかなか改善しない点を含め、「テニスをすることに幸せを感じられないなら、他のことをするつもりだ」と苦しい胸の内も漏らした。
 
 そんな甥の今年1年を振り返ったうえでトニ氏は、「素晴らしいシーズンになるはずだったが、彼が抱えているものによって苦しい状況が続いてしまった。全豪と全仏で優勝し、結果は上々だったのに、後味の悪さも残ったと思う。好調を維持してきて優勝候補だったはずのウインブルドンでは準決勝を戦えず、全米でも問題があった。(ナダルに限らず)アスリートが何よりも望むのは、元気でプレーすること、そして勝つことだ」とコメントした。

 ただトニ氏は苦境に立たされているナダルが近いうちに現役を退くかどうかについては「わからない」と言う。

「ライバルたちや彼自身の身体の調子次第でもあるだろう。もし彼がトーナメントに出て勝つ見込みがないと判断したらプレーはしないと思う。それに彼はもう多くのことを成し遂げているわけだからね。でも私は彼が勝つチャンスがあると感じているなら、まだプレーを続けると思う」

 ちなみにナダル本人は先日出演した母国のラジオチャンネル『Onda Cero』のインタビューで「まだ引退については考えていない。テニスを続けたいと思っている」と現役続行への意欲を示していた。その言葉通りまだまだこの先もコート上で力強いプレーを見せてもらいたいものだ。

文●中村光佑

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