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大学日本一を決める団体戦「大学王座決定試合」が開幕! 早大男子の17連覇なるかが焦点<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.10.08

全国から代表校が集結。10月7日に行なわれた大学王座決定試合の開会式の模様。写真提供:全日本学生テニス連盟

 大学日本一のチームを決める「全日本大学対抗テニス王座決定試合」がいよいよ開幕。愛媛県総合運動公園テニスコートを舞台に、10月8日(土)の1回戦から12日(水)の決勝まで、5日間にわたって熱戦が繰り広げられる。

 男女とも、各地域リーグを勝ち抜いた10校が出場。男子はダブルス3本+シングルス6本の計9本、女子はD2本+S3本の計5本で勝敗が争われる。

 男子の第1シードは、関東リーグで慶應義塾大学に競り勝って1位通過した早稲田大学。エースの白石光はプロを抑えてオープン大会4連勝を飾るなど好調で、主将の丹下将太も先のインカレでベスト4と活躍しており、層の厚さが目を引く。早大は現在、男女を通じて最多の王座16連覇中であり、記録をさらに伸ばせるか注目だ。

 第2シードは慶大で、インカレ準優勝の藤原智也を柱に悲願の王座奪還を狙う。関東リーグでは早大に4-5で惜敗。早大の丹下が虫垂炎で欠場していたとはいえ、力の差はそう大きくない。

 第3シードは近畿大学、第4シードは関西学院大学。関西勢も近年、力を付けており、インカレでは松田康希(関大)が頂点に立っている。関西勢が王座を取れば、平成15年の近畿大学以来の快挙ということになる。
 
 女子の第1シードは関東リーグを全勝で制した慶應義塾大学だ。ユニバーシアード女王の佐藤南帆を筆頭に、春の関東学生優勝の永田杏里、夏関優勝の今田穂ら実力者を揃える。昨年、昭和41年以来という涙の王座優勝を果たした慶大が、堂々のチーム力で連覇に挑む。

 第2シードは阿部宏美を擁する筑波大学。2019年の王座を制した筑波大だが、先の関東リーグでは慶大に0-7の完敗を喫しており、その雪辱を期す。第3シードは関西大学、第4シードは姫路大学となっている。

 なお、大会初日の8日に行なわれた男子1回戦は、福岡大学が東北大学に、愛知学院大学が岡山大学に勝利。女子1回戦は北海学園大学が富山大学に、鹿屋体育大学が仙台大学に勝ち、それぞれ準々決勝に駒を進めている。

構成●スマッシュ編集部

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