現地10月13日、男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル（スペイン／現世界ランク２位）が自身の公式ツイッター（@RafaelNadal）を更新。奥様のマリア・フランシスカ・ペレロさんの第1子出産を知ったファンから数多くの温かいメッセージが寄せられたことに対し、感謝の気持ちを綴った。

　今年６月に妊娠が発覚したペレロさんは、現地10月８日にナダルの故郷マヨルカの病院で元気な男の子を出産。スペインのテニス専門メディア『Punto de Break』をはじめ各種メディアが大々的に報じると、SNS上でも世界中のファンから祝福の声が上がった。

　今回の投稿でナダルは「あれ（第1子誕生）から数日後、たくさんの愛情のこもったメッセージを受け取り、私はただただ皆さんにありがとうと言いたかったのです」と謝意を示し、「私たちはうれしい気持ちでいっぱいです。今は元気に過ごしています。ではまたお会いしましょう」と締めくくった。
  　９月に行なわれた「レーバー・カップ」（イギリス・ロンドン）では、同大会で現役を引退した盟友のロジャー・フェデラー（スイス）とのペアでダブルスに出場したナダル。ペレロさんの出産に立ち会うべくその試合を終えた直後に母国スペインに帰国し、10月に入ってからはまだツアーに出場していない。

　現時点では10月31日から開催される「ロレックス・パリ・マスターズ」（フランス・パリ／ハードコート／ATP1000）にエントリーしているものの、しばらくの間は家族で過ごすことも予想されるため、ツアー復帰の時期は不透明な状況だ。

　場合によってはすでに出場権を獲得している「Nitto ATPファイナルズ」（11月13日～20日／イタリア・トリノ／ハードコート／シーズン最終戦）の欠場を表明する可能性も否定できない。先日には自身のテニスアカデミーでコート練習を再開したようだが、くれぐれも無理のない範囲で調整を進めてほしい。

文●中村光佑

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