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フェデラーがウインブルドンのコメンテーターに転身する可能性が浮上。“名解説”が聞けるか?<SMASH>

中村光佑

2022.10.25

今年のウインブルドン式典に登場したフェデラー。(C)Getty Images

 今年9月のレーバー・カップで現役を引退した元世界王者のロジャー・フェデラー氏(スイス)。惜しまれながらも約24年にもわたる栄光の歴史に幕を閉じた41歳のレジェンドが来年のウインブルドンで英公共放送『BBC』のコメンテーターとしてデビューするのではないかという噂が流れている。

 グランドスラムで挙げた計20勝のうち、ウインブルドンだけで8度の優勝を誇るフェデラー氏。現地9月15日に自身のSNSで引退を公表した際に「これからもテニスとの関わりを保ち続ける」と宣言していたが、今度は過去に5連覇も経験した思い出の舞台で繰り広げられる試合の解説をする姿が見られるかもしれない。

 ちなみにこの噂は今年7月で約30年にわたって務めてきたウインブルドンのBBCリードプレゼンターを引退した女子元世界ランク3位のスー・バーカー氏(イギリス/66歳)の発言によるものだ。

 テニス系海外メディア『Tennis.365』によると、先日ロンドン郊外にあるローズ劇場で行なわれた自著本「Calling The Shots」のイベントに出演した同氏は「先月のO2アリーナでのレーバー・カップで引退したテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーが来年のウインブルドンでBBCのコメンタリー・チームに加わるかもしれない」と話したという。
 
 今年のウインブルドンではジョン・マッケンロー氏やマルチナ・ナブラチロワ氏など数々の歴代スーパースターがコメンテーターを務め、おそらく次回大会でも名だたるレジェンドたちが続々と解説席に座ることが予想される。そこに世界中のファンから愛され続けるフェデラー氏が加わるとなればひときわ目を惹くこと間違いなしだ。

 実は当のフェデラー氏もキャリア最後の大会となったレーバー・カップの記者会見で「僕はジャーナリストやコメンテーターといった仕事は決してすることはないだろうと思っていたが、半年くらい前に『風変わりな試合の解説をして、そのような形で(テニス界やウインブルドンに)恩返しをする。もしその姿を自分自身で想像できれば、もしかするとコメンテーターになることもあるかもしれない」と語っていた。ぜひともテニス界の英雄の"名解説"を聞いてみたいものだ。

文●中村光佑

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