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国内テニス

元国内ランク7位の竹内研人が引退して指導者に転身「全て受け入れ、やり切ったという気持ち」<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.12.21

自身はグランドスラム出場やトップ100に届かなかった竹内研人だが、引退後はコーチとなって後進に夢を託す。写真:滝川敏之

自身はグランドスラム出場やトップ100に届かなかった竹内研人だが、引退後はコーチとなって後進に夢を託す。写真:滝川敏之

 男子テニスの国内ランキングで最高7位をマークした竹内研人(橋本総業ホールディングス)が、約17年間にわたるプロ生活に終止符を打った。

 京都府出身の竹内は、現役最後の大会として地元開催の「島津全日本室内テニス選手権」(12月13日~18日/島津アリーナ京都)に出場。シングルスは1回戦、第1シードが付いたダブルスは準決勝で敗れ、現役を終えた。

 竹内は1987年生まれの35歳。2002年全国中学生選手権優勝、05年全日本ジュニア(18歳以下)優勝などジュニアで実績を残し、同年秋にプロ転向した。

 サウスポーから繰り出す切れ味鋭いショットとクレバーな組み立てを武器に、09年全日本選手権ベスト4、17年同ダブルス準優勝などプロでも活躍。ITFツアーでは単2勝、複4勝を挙げて、いずれも世界ランク300位台に位置した。なお元デビスカップ監督の竹内映二氏は縁戚にあたる。
 
 最後の大会となった全日本室内では、最終日に引退セレモニーが行なわれた。竹内は「17年間プロ選手として過ごし、楽しいことや後悔したことなどたくさんありましたが、今ではそれを全て受け入れ、やり切ったという気持ちです」と、涙を交えながらスピーチ。

 第二の人生はコーチとしてテニスに関わっていくことも明かした。「指導者として経験を積んで、いずれは日本のテニス界からアメリカやヨーロッパと同じように強い選手が何人も出てくるような国にしたい」と抱負を述べた。

 あるエキジビションマッチで意気込みを問われ、「90歳までコートに立つ」ことと答えていたのが竹内だ。その言葉通り、今後は心行くまで後進たちを指導し続けてほしい。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】錦織、伊達のほか竹内研人も。日本人トッププロたちの“懐かしジュニア時代”の秘蔵写真!
 

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