今年1月に「全豪オープン」のシングルス2回戦で左股関節を負傷し、6~8週間のツアー離脱を公表した男子テニス元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現世界ランク13位)。エントリーしていた今月初旬の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)と、現在開催中の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)の米国マスターズ2大会も出場を辞退したが、4月から始まる得意のクレーシーズンでは復帰できる見込みだと報じられていた。
現時点でナダルは4月10日から開催されるマスターズ1000大会「モンテカルロ・オープン」(モナコ・モンテカルロ/クレーコート)で約2か月ぶりのカムバックを果たす予定となっている。
これについては先日同大会のトーナメントディレクターを務めるデビッド・マッセイ氏も「ナダルのカムバックはモンテカルロになることが有力視されている。彼はモンテカルロ・マスターズに出場することを楽しみにしており、我々は彼が大好きなこの大会に参加するためにあらゆる機会を与えようとしている」とのコメントを発表していた。
ところが、現地3月27日に故郷マヨルカ島で自身が運営する財団が主催したイベントに出席したナダルは、復帰時期について言及した際、「モンテカルロでプレーするかどうかはまだ確定していない」と発言。「誰がそのような情報を流しているのかわからないけど、もしそれ(モンテカルロでの復帰)が本当なら、僕自身でゴーサインを出すだろう。だが残念ながら今はそれができない」と続けた。
そして最後にナダルは改めて「今僕は自分の道を歩んでおり、いつまたプレーできるかはわからない。それが真実だ。もしいつ復帰できるかがわかっていればそれを伝えたいところだけど、それはまだわからない」と強調。現況については「僕は今、トレーニングを増やしている段階だ」と述べるにとどめた。
ここ最近は度重なるケガに悩まされ、直近8試合でも2勝6敗と黒星が先行しているナダル。今年6月には37歳を迎えるだけに回復にも時間がかかっているのかもしれないが、1日も早く公式戦のコートに戻ってこられることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド
現時点でナダルは4月10日から開催されるマスターズ1000大会「モンテカルロ・オープン」(モナコ・モンテカルロ/クレーコート)で約2か月ぶりのカムバックを果たす予定となっている。
これについては先日同大会のトーナメントディレクターを務めるデビッド・マッセイ氏も「ナダルのカムバックはモンテカルロになることが有力視されている。彼はモンテカルロ・マスターズに出場することを楽しみにしており、我々は彼が大好きなこの大会に参加するためにあらゆる機会を与えようとしている」とのコメントを発表していた。
ところが、現地3月27日に故郷マヨルカ島で自身が運営する財団が主催したイベントに出席したナダルは、復帰時期について言及した際、「モンテカルロでプレーするかどうかはまだ確定していない」と発言。「誰がそのような情報を流しているのかわからないけど、もしそれ(モンテカルロでの復帰)が本当なら、僕自身でゴーサインを出すだろう。だが残念ながら今はそれができない」と続けた。
そして最後にナダルは改めて「今僕は自分の道を歩んでおり、いつまたプレーできるかはわからない。それが真実だ。もしいつ復帰できるかがわかっていればそれを伝えたいところだけど、それはまだわからない」と強調。現況については「僕は今、トレーニングを増やしている段階だ」と述べるにとどめた。
ここ最近は度重なるケガに悩まされ、直近8試合でも2勝6敗と黒星が先行しているナダル。今年6月には37歳を迎えるだけに回復にも時間がかかっているのかもしれないが、1日も早く公式戦のコートに戻ってこられることを願いたい。
文●中村光佑
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド