現在開催中の男子テニスツアー「イタリア国際」（５月10日～21日／イタリア・ローマ／クレーコート／ATP1000）のシングルス１回戦で敗退した元世界ランク１位のアンディー・マリー（イギリス／現42位）が試合後のインタビューに登場。その中で「全仏オープン」（５月28日～６月11日／フランス・パリ／グランドスラム）の大会出場が不透明であることを明らかにした。

　前週行なわれた下部大会「エクスプロヴァンス・オープン」では優勝を果たし、約18年ぶりとなるチャレンジャー大会を制覇したマリー。決勝では全豪オープンでベスト４に進出したトミー・ポール（アメリカ／同17位）に勝利し、試合後の表彰式でも、「ここからさらに前進していきたい」と今後に向けて意気込みを語っていた。

　その勢いのまま臨んだ今回の「イタリア国際」では、現地５月10日に実施された１回戦で地元イタリアのファビオ・フォニーニ（同130位）に４－６、６－４、４－６のフルセットで敗退を喫した。試合後にインタビューに応じたマリーは、次のように試合を振り返っている。
  「かなりパッとしない試合だった。良いプレーもあって、問題はなかったけど、彼（フォニーニ）は、第３セットで本当に良いプレーをしたんだ」

　また、今月末に開幕する全仏オープンに向けては、「まだ（クレーコートで）プレーしたいが、後でチームと話し合って決めるということになった」と出場を不透明にさせ、その理由を次のようにコメントした。

「自分のプレーを確認したい。長い試合ではどうなっているのか、身体的にどうなのかを確認してから、（全仏に出場するか）決断を下したい。今後数日間はそういった話し合いをすることになるだろう」

　調子を取り戻しつつあるが、なかなか連続して結果を残すことができないマリー。クレーコートでは身体に負担がかかりやすいため本人も慎重なのだろう。ケガだけには注意してほしいところだ。

構成●スマッシュ編集部

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