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海外テニス

全仏オープン連覇に暗雲!女王シフィオンテクがローマ大会途中棄権「太ももを負傷してしまい診断している」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.05.18

イタリア国際の準々決勝(写真)で太ももを痛めて途中棄権を余儀なくされた女王シフィオンテク。(C)Getty Images

イタリア国際の準々決勝(写真)で太ももを痛めて途中棄権を余儀なくされた女王シフィオンテク。(C)Getty Images

 テニス四大大会の「全仏オープン」(フランス・パリ)の連覇を狙う女王イガ・シフィオンテク(世界ランク1位/ポーランド)の行く手に暗雲が立ち込めてきた。

 現地17日に実施された「イタリア国際」(5月9日~20日/イタリア・ローマ/クレーコート/WTA1000)の準々決勝で太ももを痛め、途中棄権を余儀なくされたのである。
 
 5月28日に開幕する全仏オープンの前哨戦「ポルシェ・グランプリ」(4月17日~23日/ドイツ・シュツットガルト)と「マドリード・オープン」(4月25日~5月7日/スペイン・マドリード)でともに決勝進出を果たし、シュツットガルトでは頂点に立っているシフィオンテク。

 今季もクレーコートで存在感を放っている女王は、ローマ大会でも3試合を戦って1セットも失うことなく準決勝進出するなど好調を維持。だが、エレナ・ルバキナ(同6位/カザフスタン)との一戦でアクシデントに襲われた。

 第1セットを6-2で奪うと、迎えた第2セットのタイブレーク途中、スライディングをした際に太ももを痛めてしまったのである。痛みに顔を歪める女王はこのセットを失うと、ファイナルセットではケガの状態を探るようにプレーを続け、スコア2-2となったところでリタイアを申し出たのである。
 
 対戦相手のルバキナは試合後「タイブレークでは何かが起こったように見えましたが、それがどれほど深刻なものかはわからなかった。だからファイナルセットに入っても集中を切らさないようにと戦った」と振り返る。だが、シフィオンテクの太もものの状態はライバルが想像する以上に深刻なものだったようだ。

「女王は大丈夫なのか…」。多くのファンの気持ちを察したシフィオンテクは現地18日、自身のインスタグラムを通じてメッセージを発信。

 そこには「こんにちは、みんな。きっと昨夜何が起こったのかを考えていると思います。 私たちはそれを確認しています。 第2セット中に太ももを負傷してしまい、診断が進んでいます。 詳細については後日以降に最新情報をお知らせします」と綴られていた。

 全仏オープンで前人未踏の14勝を挙げているラファエル・ナダル(スペイン)。そんなレジェンドをロールモデルとする現女王は果たして、憧れのチャンピオンと同じように困難を乗り越えて赤土のコートに戻って来られるか。

 全仏オープン開幕まで10日を切った今、多くのファンがその動向を注目している。

構成●スマッシュ編集部

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