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国内テニス

世界を目指し若手が集結!「W15柏 大東建託オープン」で17歳の虫賀愛央、初Vを狙う伊藤あおいが8強入り<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.06.08

W15柏はベスト8が出そろった。10代の若手では第5シードの虫賀愛央(左)、第1シードの伊藤あおい(右)が勝ち上がった。写真:スマッシュ編集部

W15柏はベスト8が出そろった。10代の若手では第5シードの虫賀愛央(左)、第1シードの伊藤あおい(右)が勝ち上がった。写真:スマッシュ編集部

 今年から創設されたITF(国際テニス連盟)ワールドツアーの「W15柏 大東建託オープン supported by JWT50」が吉田記念テニス研修センター(千葉県柏市)で開催されている。6月8日にはシングルス2回戦が行なわれ、ベスト8が出そろった。

 この大会は日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が、世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。

 下部ツアーであるITFツアーの中でも、最も低いグレードであるW15(賞金総額15,000ドル)に設定。世界のポイントを持たないジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。

 特に今週の柏大会はランキングの低いジュニアが多く出場できており、貴重な経験とポイントを得られている。ワイルドカードで出場した14歳の山本晄と16歳の黄川田莉子、予選を勝ち上がった16歳の津田梨央と17歳の新井愛梨らが本戦初戦を突破。特に津田は元全日本女王の大前綾希子にフルセットで競り勝ち、非凡なところを見せた。

 残念ながら彼女ら4人は2回戦で姿を消したが、17歳で第5シードが付いた虫賀愛央が山口藍に快勝してベスト8入り。第1シードでITFツアーのシングルス初タイトルを狙う伊藤あおいもまだ19歳で、袖山穂菜美を危なげなく退けて準々決勝に進んだ。
 
 なお、ダブルスは準決勝まで行なわれ、決勝進出ペアが決まっている。6月8日の試合結果は以下の通り。

◆女子シングルス2回戦
伊藤あおい[1] 6-1 6-2 袖山穂菜美[LL]
リュー理沙マリー[8] 6-1 6-4 黄川田莉子[WC]
ツァオ・チアイー(台湾)[4] 6-1 6-2 津田梨央[Q]
虫賀愛央[5] 6-4 6-4 山口藍
永田杏里 7-5 6-7(2) 6-4 長谷川愛依
小林ほの香[3] 7-5 6-1 新井愛梨[Q]
秋田史帆[7] 6-3 6-4 大橋由奈[Q]
吉岡希紗[Q] 6-3 6-4 山本晄[WC]

◆女子ダブルス準々決勝
伊藤あおい/永田杏里[1] 6-2 6-1 小山ほのり/津田梨央
宮本愛弓/リュー理沙マリー 6-7(4) 6-4 [10-4] 千葉陽葵/西村佳世
松田鈴子/虫賀愛央[3] 6-2 6-3 秋田史帆/佐藤久真莉
新井愛梨/田邑来未 6-3 6-4 山口藍/吉岡希紗

◆女子ダブルス準決勝
宮本愛弓/リュー理沙マリー 6-3 1-6 [11-9] 伊藤あおい/永田杏里[1]
松田鈴子/虫賀愛央[3] 4-6 7-5 [10-2] 新井愛梨/田邑来未

※名前の後の[ ]内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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