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コロナの影響で4年ぶりの開催となる「ユニバーシティゲームズ」、テニス代表に白石光、松田美咲らが決定<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.06.17

テニスのユニバ代表に、白石光、松田美咲(左の2人)らプロに交じって、現役学生の藤原智也、山崎郁美(右の2人)も選出された。写真:THE DIGEST写真部、スマッシュ編集部

「2023年FISUワールドユニバーシティゲームズ」がこの夏、中国・成都で開催される。テニス競技は7月29日(土)~8月6日(日)に行なわれるが、その代表メンバーがJOC(日本オリンピック委員会)から発表された。

 代表は男女各4名ずつ。男子は2020年の全日本学生(インカレ)チャンピオンで早大卒1年目の白石光。先週ITFツアー初優勝を遂げた慶大卒2年目の羽澤慎治。21年のインカレ王者で慶大4年生の藤原智也。昨年のインカレダブルスを制した近大卒1年目の田口 涼太郎だ。

 女子は亜大卒3年目で世界ランキング290位の松田美咲。昨年のインカレを制した亜大4年生の山崎郁美。春の関東学生を21年、22年と連覇した慶大卒1年目の永田杏里。アメリカのオクラホマ州立大学を卒業してプロ3年目のリュー理沙マリーが名を連ねている。現役学生の藤原と山崎以外は全員プロ選手だ。

「ワールドユニバーシティゲームズ」はFISU(国際大学スポーツ連盟)が主催する"学生のためのオリンピック"で、以前は「ユニバーシアード競技大会」という名称だった。2年に一度開催され、本来の出場資格は大学・大学院に在学中か、大会の前年に卒業した者となっている。

 しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で、21年に予定されていた成都大会が今年に延期になったため、21年時点で参加条件を満たしていた選手は今回も参加可能となった。女子の松田やリューが代表に選ばれたのはそのためだ。
 
 ちなみに前回の19年ナポリ大会では、女子シングルスで佐藤南帆が金メダル、同ダブルスで佐藤/森崎可南子が銅メダル、男子ダブルスで伊藤雄哉/島袋将が銅メダルを獲得している。今回もそれに負けない活躍を期待したい。

 なお、各選手の出場種目については、大会前に改めて登録される。

【男子代表選手】
白石光(SBCメディカルグループ)
羽澤慎治(JCRファーマ)
藤原智也(慶應義塾大学)
田口涼太郎(Team REC)

【女子代表選手】
松田美咲(橋本総業ホールディングス)
山崎郁美(亜細亜大学)
永田杏里(島津製作所)
リュー理沙マリー(フリー)

【役員】
チームリーダー/右近憲三、男子監督/宮地弘太郎、女子監督/細木祐子、トレーナー/安田忍、総務/村松海斗

構成●スマッシュ編集部

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