テニス四大大会「ウインブルドン」の開幕が1週間後に迫るなか、いまだ議論の的となっているのが「全仏オープン」での失格騒動だ。
現地6月4日、全仏オープンの女子ダブルス3回戦でハプニングが起きた。加藤未唯/アルディラ・スチアディ(日本/インドネシア)組とマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組が対峙した一戦、その第2セット第5ゲームだ。加藤が相手コート側へボールを打ち込んだところ、打球がサービス用のボールを相手ペアに渡そうとスタンバイしていたボールガールの頭部を直撃してしまったのだ。
少女は涙が止まらなくなり、審判は加藤に警告を言い渡した。だが納得がいかない対戦ペアは執拗に抗議を続け、大会スーパーバイザーとレフェリーも登場して協議を重ねた結果、最終的に加藤には危険行為による失格処分が下され、試合は中止に。加藤は女子ダブルスの賞金とポイントを剥奪され、のちに罰金まで科されていた事実が判明する。大会側に撤回を求めて提訴していたが数日後には却下を告げられ、結局裁定は覆らなかった。
加藤に同情の声やエールが集中するなか、対戦ペアのスポーツマンシップを欠いた振る舞いには、世界中でバッシングの嵐が吹き荒れた。そして、スーパーバイザーらの言動にも批判の矛先が向けられる。最終日には大会ディレクターであるアメリ・モレスモ氏が「私は良いか悪いかをコメントするつもりはありません。なぜなら、判定が下ったあとにビデオを観るのは容易いことだからです。レフェリーとスーパーバイザーはビデオを観ずに判断した。それは明確で、グランドスラムの規定通りだったと思っています」と言い放って、さらに波紋を広げた。
そして先週金曜日、テニス専門メディア『CLAY』が加藤の最新インタビューをウェブ上に公開した。そのなかで28歳の日本人プレーヤーは試合当日にスーパーバイザーらと交わした対話の詳細を明かしたのだ。いくつかの“新事実”が散りばめられたコメントは以下の通りだ。
「審判とスーパーバイザーが私に話しかけて、『ボールキッズが少年だったら大丈夫だっただろう』と言いました。また、少女が15分以上泣き続けたので決断を下さなければならなかった、5分後に泣き止んでいればすべては大丈夫だっただろう、とも説明していました。『ボールが彼女の足や腕に当たったとしていたとしても問題なかったが、首に当たったので決断しなければならなかった』とも言われました」
加藤の発言を受けて、欧米メディアの多くが即座に反応した。
テニス専門メディア『Tennis World USA』は「まさに衝撃の新事実が明かされた。ボールボーイなら失格にならなかったとは…」と驚きを持って伝え、ドイツメディア『SPORT1』は「なんとスキャンダラスだろうか。疑念はさらに深まった」と断じる。ポーランドの『Sportowe Fakty』も「グランドスラムによるショッキングな主張で、議論すべき内容だ」と報じた。
現地6月4日、全仏オープンの女子ダブルス3回戦でハプニングが起きた。加藤未唯/アルディラ・スチアディ(日本/インドネシア)組とマリー・ボウズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコ/スペイン)組が対峙した一戦、その第2セット第5ゲームだ。加藤が相手コート側へボールを打ち込んだところ、打球がサービス用のボールを相手ペアに渡そうとスタンバイしていたボールガールの頭部を直撃してしまったのだ。
少女は涙が止まらなくなり、審判は加藤に警告を言い渡した。だが納得がいかない対戦ペアは執拗に抗議を続け、大会スーパーバイザーとレフェリーも登場して協議を重ねた結果、最終的に加藤には危険行為による失格処分が下され、試合は中止に。加藤は女子ダブルスの賞金とポイントを剥奪され、のちに罰金まで科されていた事実が判明する。大会側に撤回を求めて提訴していたが数日後には却下を告げられ、結局裁定は覆らなかった。
加藤に同情の声やエールが集中するなか、対戦ペアのスポーツマンシップを欠いた振る舞いには、世界中でバッシングの嵐が吹き荒れた。そして、スーパーバイザーらの言動にも批判の矛先が向けられる。最終日には大会ディレクターであるアメリ・モレスモ氏が「私は良いか悪いかをコメントするつもりはありません。なぜなら、判定が下ったあとにビデオを観るのは容易いことだからです。レフェリーとスーパーバイザーはビデオを観ずに判断した。それは明確で、グランドスラムの規定通りだったと思っています」と言い放って、さらに波紋を広げた。
そして先週金曜日、テニス専門メディア『CLAY』が加藤の最新インタビューをウェブ上に公開した。そのなかで28歳の日本人プレーヤーは試合当日にスーパーバイザーらと交わした対話の詳細を明かしたのだ。いくつかの“新事実”が散りばめられたコメントは以下の通りだ。
「審判とスーパーバイザーが私に話しかけて、『ボールキッズが少年だったら大丈夫だっただろう』と言いました。また、少女が15分以上泣き続けたので決断を下さなければならなかった、5分後に泣き止んでいればすべては大丈夫だっただろう、とも説明していました。『ボールが彼女の足や腕に当たったとしていたとしても問題なかったが、首に当たったので決断しなければならなかった』とも言われました」
加藤の発言を受けて、欧米メディアの多くが即座に反応した。
テニス専門メディア『Tennis World USA』は「まさに衝撃の新事実が明かされた。ボールボーイなら失格にならなかったとは…」と驚きを持って伝え、ドイツメディア『SPORT1』は「なんとスキャンダラスだろうか。疑念はさらに深まった」と断じる。ポーランドの『Sportowe Fakty』も「グランドスラムによるショッキングな主張で、議論すべき内容だ」と報じた。
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