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海外テニス

「なんて不公平なんだ!」加藤未唯が明かした“失格の真相”をスペイン紙も問題視! 大炎上したソリベストルモの振る舞いには…

THE DIGEST編集部

2023.06.28

SNSに批判が殺到したボウズコワ(左)とソリベストルモ(右)のペア。ロンドンの地で加藤組との再戦は実現するのか。(C)Getty Images

SNSに批判が殺到したボウズコワ(左)とソリベストルモ(右)のペア。ロンドンの地で加藤組との再戦は実現するのか。(C)Getty Images

 そんななか、スペインのデジタル新聞『La Forum Libertas』は大会側が提示した不平等さと不公平さを糾弾した。「ローラン・ギャロスでまさかのジェンダー不平等だ。選手は男子ではなく女子に当てたから失格となった」と銘打ち、独自の見解を示した。

 同メディアは加藤の最新コメントを詳しく紹介。「彼女は誤ってボールを少女に当ててしまったに過ぎない。その点に関してはテニス界からも失格は不当であり、賞金やポイントの没収なども行き過ぎた裁定だとする声が多く挙がった」と説明しつつ、次のように強調した。

「ローラン・ギャロスで起きた今回の事件は、テニスやその他のスポーツにおける男女平等とルールの公平な適用に関して、より深く考察する必要性を浮き彫りにした。すべての大会参加者に安全な環境を提供するとともに、その一方で、主観的な認識や差別的な判断に基づく不平等を避けることも不可欠である。カトウが明かした対話の内容は驚くべきものであり、多くの疑問を投げかけた。テニス界と大会主催者は、スポーツにおける公平性を常に追求しながら既存のプロトコルを見直し、改善するために協力すべきだ」
 
 加藤は今回のインタビューのなかで、ボウズコワからメッセージは受け取ったが、ソリベストルモからはいっさいコンタクトがなかったと話している。スペイン出身であるソリベストルモの話題に触れ、同国の『La Forum Libertas』紙は加藤による「彼女は会見で自分を弁護していたけど、私とは何も話さなかった」とのコメントを引用した。

 そのうえで、「私たちは悪くない。最後はスーパーバイザーが決めたことで、ルールはルール。私たちが心配していたのは、ボールガールに何が起こったかという事実だけです」というソリベストルモの弁明も掲載している。

 来るウインブルドンで、加藤はふたたびスチアディと組んで女子ダブルスに参戦する。ボウズコワ/ソリベストルモ組もエントリーしており、もし加藤組との再戦が実現すれば、ふたたび大きな注目を集めるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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