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海外テニス

ウインブルドン車いす出場の小田凱人と上地結衣が意気込みを語る「プレッシャーをパワーに変えて優勝を狙う」「準備してきたことを出したい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.07.12

グランドスラム連覇を目指す世界ランク1位の小田は、芝での戦いについて「自分のショットがより効果的になると思う」とコメント。プレー写真:(C)Getty Images

グランドスラム連覇を目指す世界ランク1位の小田は、芝での戦いについて「自分のショットがより効果的になると思う」とコメント。プレー写真:(C)Getty Images

 後半戦を迎えているテニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)は、本日7月12日(水)から車いす部門が開幕する。男子シングルスでは、6月の全仏オープンでグランドスラム初優勝を達成し、17歳にして世界ランキング1位の座についた小田凱人が、第1シードで出場。今大会でグランドスラム連覇を狙う。また女子シングルスでは、第2シードの上地結衣が悲願の初優勝を目指す。

 連日現地から生中継するWOWOWでは、戦いを前にした小田と上地にインタビューを行なった。その一問一答をお届けする。

―――◆―――◆―――

〈小田凱人インタビュー〉
Q:まずは全仏オープン優勝おめでとうございます。史上最年少の17歳で世界のナンバーワンになりました。状況が変わったと思いますが、どのように感じていますか。

小田:ありがとうございます。あの試合からはガラッと変わりました。これまでとは違った多くの方からメッセージをいただいたり、今までにはない色々なところからの反響を大きく感じています。

Q:注目されていることが大きなモチベーションになっていると思いますが、いかがですか。

小田:僕自身、そういうふうになりたいと思っていたので、それに一歩でも近づけたというのを感じていますし、それを今回もまた(優勝を)達成したいと思っていますので、今からすごい楽しみですね。

Q:昨年の全仏オープンが初出場、そのちょうど1年後にグランドスラム初優勝。こうなることを想像されていましたか。

小田:去年のグランドスラム初出場から優勝するつもりでやっていました。どの大会でももちろん勝つという気持ちでやっているので、それが1年間で優勝までいけたっていうのはすごい評価できると思っています。
 
Q:全仏オープンでは英語でスピーチをされましたね。英語は練習されていたのですか。

小田:そうですね、自分は勉強の英語は苦手ですけどもYouTubeやTikTokなどを見て勉強しました。現地では英語で話す人と関わることがほとんどなので、それで練習しています。

Q:全仏オープン優勝からの3週間はどのように過ごされていましたか。

小田:1週間ぐらいオフをとって、そのあと練習を再開しました。練習をしていても決勝の感覚が残ったままというか、あの調子のまま練習を開始して、また今もフォアハンドがすごい良くなってきているので、今すぐにでも試合ができるぐらい、すごく好調です。あの時の勢いというかスピード感というものは全く消えてはいないと思っているので、今回もちゃんと練習をして勝ちたいなと思っています。準備を着実にできていると思います。

Q:芝への対策は何かしましたか。

小田:芝でボールが弾まないので打点が低くなることがあります。特にスライスは本当に止まってしまうボールもあるので、クレーは割と跳ねてきたりとかイレギュラーしたりすることがありましたけども、特に芝は低くイレギュラーしたりもあるので、クレーとは違う感覚ではやっていました。自分の武器は早く攻めて、先手必勝のテニスだと思うので、芝でもハードでもクレーでも関係なく、そういう練習を貫いてやってきたので、芝は特にクレーよりも動きにくいし、パワーがいるのでその辺りでやっぱり自分のショットというのはより効果的になるのではないかなと思っています。
 
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