専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

ジョコビッチが疲労のため8月のトロント大会欠場を表明「今回の決断は正しかったと思う」<SMASH>

中村光佑

2023.07.25

今シーズンのグランドスラムを2つ制し、ウインブルドンでも決勝まで戦ったジョコビッチには、休息が必要なのかもしれない。(C)Getty Images

今シーズンのグランドスラムを2つ制し、ウインブルドンでも決勝まで戦ったジョコビッチには、休息が必要なのかもしれない。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、8月7日から開催されるマスターズ1000大会「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・トロント/ハードコート)を疲労により欠場すると表明した。

 ジョコビッチは同大会の公式サイトを通じて出場辞退の旨を報告。以下のようなコメントを残している。

「いつもカナダでの時間を楽しんできたけど、チームで話し合った結果、今回の決断は正しかったと思う。この決断を理解してくれたトーナメントディレクターのカール・ヘイル氏に感謝したい」

 これに応じる形でトロント大会の主催側もジョコビッチの欠場について声明を発表。「もちろん、ノバク(ジョコビッチ)が今年のナショナル・バンク・オープンに出場しないことは残念です。彼は素晴らしい選手であり、我々のファンがソビー・スタジアム(開催会場)で観戦することを熱望していたことも知っています。彼が来ないのは寂しいですが、今年の大会には、世界トップ42の選手のうちの41人を含む、センセーショナルな選手が多数出場することが決定しています」と述べた。
 
 先日のウインブルドンでは決勝で20歳のカルロス・アルカラス(スペイン/現世界1位)にフルセットで敗れ、あと一歩のところで大会5連覇を逃したジョコビッチ。それでも今シーズンは1月の全豪オープンと、6月の全仏オープンのグランドスラム(四大大会)2大会で優勝を飾るなど相変わらずの強さを見せてきた。

 ただその分どうしても試合数が多くなってしまい、いくら鉄人ジョコビッチと言えども身体の負担は大きかったはず。36歳となった今ではなおさらだろう。照準を定めている今季最後のグランドスラム「全米オープン」(8月28日~9月10日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に向けて、無理なく調整を進めていってほしい。

文●中村光佑

【PHOTO】ジョコビッチはじめ、ウインブルドン2023で熱戦を繰り広げた男子選手たちの厳選写真を公開!

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号