元世界ランク4位の錦織圭(現439位/33歳)が1年9か月ぶりの男子テニスツアー復帰戦として挑んだ「アトランタ・オープン」(7月24日~30日/アメリカ・アトランタ/ハードコート/ATP250)。現地7月28日に行なわれたシングルス準々決勝では、錦織が第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/9位)と対戦し、4-6、2-6のストレートで敗退。ベスト4進出とはならなかった。
いよいよトップ10プレーヤーと対戦した錦織。フリッツと顔を合わせるのは、19年5月のイタリア国際(ATP1000)以来、4年2か月ぶり。これまでに3度ツアーで対戦しており、いずれも錦織がストレートで勝利していた。
第1セット、錦織が随所でダウンザライン、ドロップショットなど多彩なショットを見せ、互いのサービスゲームキープが続く。しかし、第10ゲームでフリッツに初のプレークポイントを握られると、このワンチャンスをものにされ、4-6で第1セットを奪われる。セット終了時にメディカルタイムアウトを取った錦織。テーピングを施してある左ヒザの治療を受け、表情を歪ませた。
第2セットは積極的に展開するフリッツに揺さぶりをかけられ、第2ゲームでブレークを許してしまった錦織。第7ゲームでは、攻めの展開からスマッシュを決めブレークチャンスをつかむが、ものにすることができず。続く第8ゲームでも強烈なフォア、パッシングショットを決められ、2-6で敗退となった。
試合後のインタビューでは、「ちょっと差を感じた」と感想を明かした錦織。そんな中で、「彼の鋭いショットに耐えきれなかった部分はあった。自分もラリーをしていて悪くはなかったけど、全体的に押されていた感じはあった」と試合を振り返っている。
また、試合中にメディカルチェックを受けた左ヒザの状態については、「様子を見たい。ちょっと痛みがあるので、連戦も続いていたし、チームと相談して来週(の大会)に出るか決めたいと思う」と語った。
さらに、ツアー復帰戦で準々決勝まで駒を進めた錦織は、「収穫はあった。良い選手に勝てたのと、自分のプレーも良くなってきている」とコメント。「今日の相手は強かった」としつつも、トップ選手と戦っていける手応えを口にした。
復帰後初のトップ10勝利とはならなかったが、今大会で2試合に勝利し、ツアーレベルに戻ってきた錦織。左ヒザの状態が心配されるが、全米オープンへ向けて今後のさらなる活躍に期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
いよいよトップ10プレーヤーと対戦した錦織。フリッツと顔を合わせるのは、19年5月のイタリア国際(ATP1000)以来、4年2か月ぶり。これまでに3度ツアーで対戦しており、いずれも錦織がストレートで勝利していた。
第1セット、錦織が随所でダウンザライン、ドロップショットなど多彩なショットを見せ、互いのサービスゲームキープが続く。しかし、第10ゲームでフリッツに初のプレークポイントを握られると、このワンチャンスをものにされ、4-6で第1セットを奪われる。セット終了時にメディカルタイムアウトを取った錦織。テーピングを施してある左ヒザの治療を受け、表情を歪ませた。
第2セットは積極的に展開するフリッツに揺さぶりをかけられ、第2ゲームでブレークを許してしまった錦織。第7ゲームでは、攻めの展開からスマッシュを決めブレークチャンスをつかむが、ものにすることができず。続く第8ゲームでも強烈なフォア、パッシングショットを決められ、2-6で敗退となった。
試合後のインタビューでは、「ちょっと差を感じた」と感想を明かした錦織。そんな中で、「彼の鋭いショットに耐えきれなかった部分はあった。自分もラリーをしていて悪くはなかったけど、全体的に押されていた感じはあった」と試合を振り返っている。
また、試合中にメディカルチェックを受けた左ヒザの状態については、「様子を見たい。ちょっと痛みがあるので、連戦も続いていたし、チームと相談して来週(の大会)に出るか決めたいと思う」と語った。
さらに、ツアー復帰戦で準々決勝まで駒を進めた錦織は、「収穫はあった。良い選手に勝てたのと、自分のプレーも良くなってきている」とコメント。「今日の相手は強かった」としつつも、トップ選手と戦っていける手応えを口にした。
復帰後初のトップ10勝利とはならなかったが、今大会で2試合に勝利し、ツアーレベルに戻ってきた錦織。左ヒザの状態が心配されるが、全米オープンへ向けて今後のさらなる活躍に期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ