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新設のITFツアー「アスアスラボ国際チャレンジカップ」女子複は宮本愛弓/ザサポーンが優勝!単は長谷川愛依、ザサポーンが決勝進出<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.07.29

左から優勝のザサポーン/宮本、準優勝の虫賀/ハン。写真:(C)JWT50

 今年から創設されたITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「W15札幌 アスアスラボ国際チャレンジカップsupported by JWT50」が平岸庭球場(北海道札幌市)で開催されている。7月29日に行なわれたダブルス決勝では、ノーシードの宮本愛弓(ローズヒルテニスクラブ)/ザサポーン・ナクロ(タイ)が第4シードのハン・ジャンシュエ(中国)/虫賀愛央(名古屋LTC)を6―2、6-4で下し、優勝を果たした。

 今大会は、日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。これらは全て、ITFツアーの中で最も低いグレードのW15(賞金総額15,000ドル)。ジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。

 今回の「W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ」は、同一会場で3大会連続開催「WEEK1(7月24日~30日)」、「WEEK2(7月31日~8月6日)」、「WEEK3(8月7日~13日)」となるため、選手の移動負荷が少なく遠征費も削減され、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。

 ダブルス決勝は、宮本/ザサポーンが第3、5ゲームと立て続けにブレークし、第1セットを6-2で先取。第2セットは、第1、2ゲームを互いにブレークし合うと、宮本/ザサポーンが再び第5ゲームでブレークに成功し、そのままペースを握り6-4で勝利。宮本は今年6月の「W15柏 大東建託オープン」に続くITFツアーの複タイトルを飾った。
 
 また、同日に行なわれたシングルス準決勝では、ザサポーンがノーシードから勝ち上がってきた吉本菜月(筑波大学)と対戦。第1セットを6-3で先取した時点で吉本が途中棄権を申告し、ザサポーンが決勝へ駒を進めた。

 もう一方の準決勝では、長谷川愛依(フリー)が予選勝ち上がりの宮本と対戦。フルセットに及ぶ試合となり、ファイナルセットで3-3から先にブレークを許した長谷川だったが、その後2度のブレークに成功し、6-3、4-6、6-4で2時間40分の激戦を制した。

 7月29日の試合結果は以下の通り。

◆女子ダブルス決勝
宮本愛弓/ザサポーン・ナクロ 6-2 6-4 ハン・ジャンシュエ/虫賀愛央[4]

◆女子シングルス準決勝
ザサポーン・ナクロ[Q] 6-3 RET 吉本菜月
長谷川愛依 6-3 4-6 6-4 宮本愛弓[Q]

※名前の後の[ ]内の数字はシード順位、[Q]は予選勝者

構成●スマッシュ編集部

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