今年から創設されたITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「W15札幌 アスアスラボ国際チャレンジカップsupported by JWT50」が平岸庭球場(北海道札幌市)で開催されている。8月5日に行なわれたダブルス決勝では、ノーシードの虫賀愛央/佐藤久真莉が第3シードのバク・ダヨン/ジョン・ボヨン(韓国)を6-3、6-4のストレート下し、優勝を果たした。
今大会は、日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。これらは全て、ITFツアーの中で最も低いグレードのW15(賞金総額15,000ドル)。ジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。
今回の「W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ」は、同一会場で3大会連続開催「WEEK1(7月24日~30日)」、「WEEK2(7月31日~8月6日)」、「WEEK3(8月7日~13日)」となるため、選手の移動負荷が少なく遠征費も削減され、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。
前週大会「WEEK1」のダブルスで準優勝している虫賀は、今大会で佐藤とペアリング。この日の決勝では、虫賀/佐藤が第5ゲームでブレークを許すと、直後の第6ゲームでブレークバックに成功。第7ゲームで2度目のブレークを奪うと、6-3で第1セットを先取する。
続く第2セットでも、虫賀/佐藤は、第4ゲームを先にブレークを許し1-4とリードされ、苦しい展開を強いられてしまう。しかしその後、サービスゲームをしっかりキープし第7、9ゲームと立て続けにブレ―クに成功すると6-4で勝利。虫賀と佐藤は共にITFツアー初優勝を飾った。
また、同日に行なわれたシングルス準決勝では、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し勝ち上がっていた奥脇莉音が、ノーシードの西村佳世と対戦。奥脇は第1セットを先取されたものの、第2、3セットでは相手に2ゲームしか与えず、3-6、6-1、6-1の逆転で勝利を収めた。2時間21分の熱戦を制し決勝へ進出。
もう一方の準決勝では、ザサポーン・ナクロ(タイ)が第3シードのホー チン・ウー(香港)に6-1、6-3のストレートで快勝した。前週大会の「WEEK1」で単複ともに優勝を果たしているザサポーン。その勢いのままに今大会でも決勝へと駒を進め、2大会連続の優勝を狙う。
8月5日の試合結果は以下の通り。
◆女子ダブルス決勝
虫賀愛央/佐藤久真莉 6-3 6-4 バク・ダヨン/ジョン・ボヨン(韓国)[3]
◆女子シングルス準決勝
奥脇莉音[WC] 3-6 6-1 6-1 西村佳世
ザサポーン・ナクロ(タイ)[SE] 6-1 6-3 ホー チン・ウー(香港)[3]
※名前の後の[ ]内の数字はシード順位、[WC]はワイルドカード
[SE]はスペシャルイグザンプト
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】第97回全日本テニス選手権、奮闘する選手たちの厳選写真
今大会は、日本女子テニスのレジェンドである伊達公子さんや杉山愛さんらで構成する「Japan Women's Tennis Top50 Club」(JWT50)が世界への登竜門として作ったITFツアー6大会のうちの1つだ。これらは全て、ITFツアーの中で最も低いグレードのW15(賞金総額15,000ドル)。ジュニアや若手でも出場しやすく、国際舞台への最初の足掛かりにしてほしいという思いから6つの大会は作られた。
今回の「W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ」は、同一会場で3大会連続開催「WEEK1(7月24日~30日)」、「WEEK2(7月31日~8月6日)」、「WEEK3(8月7日~13日)」となるため、選手の移動負荷が少なく遠征費も削減され、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。
前週大会「WEEK1」のダブルスで準優勝している虫賀は、今大会で佐藤とペアリング。この日の決勝では、虫賀/佐藤が第5ゲームでブレークを許すと、直後の第6ゲームでブレークバックに成功。第7ゲームで2度目のブレークを奪うと、6-3で第1セットを先取する。
続く第2セットでも、虫賀/佐藤は、第4ゲームを先にブレークを許し1-4とリードされ、苦しい展開を強いられてしまう。しかしその後、サービスゲームをしっかりキープし第7、9ゲームと立て続けにブレ―クに成功すると6-4で勝利。虫賀と佐藤は共にITFツアー初優勝を飾った。
また、同日に行なわれたシングルス準決勝では、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し勝ち上がっていた奥脇莉音が、ノーシードの西村佳世と対戦。奥脇は第1セットを先取されたものの、第2、3セットでは相手に2ゲームしか与えず、3-6、6-1、6-1の逆転で勝利を収めた。2時間21分の熱戦を制し決勝へ進出。
もう一方の準決勝では、ザサポーン・ナクロ(タイ)が第3シードのホー チン・ウー(香港)に6-1、6-3のストレートで快勝した。前週大会の「WEEK1」で単複ともに優勝を果たしているザサポーン。その勢いのままに今大会でも決勝へと駒を進め、2大会連続の優勝を狙う。
8月5日の試合結果は以下の通り。
◆女子ダブルス決勝
虫賀愛央/佐藤久真莉 6-3 6-4 バク・ダヨン/ジョン・ボヨン(韓国)[3]
◆女子シングルス準決勝
奥脇莉音[WC] 3-6 6-1 6-1 西村佳世
ザサポーン・ナクロ(タイ)[SE] 6-1 6-3 ホー チン・ウー(香港)[3]
※名前の後の[ ]内の数字はシード順位、[WC]はワイルドカード
[SE]はスペシャルイグザンプト
構成●スマッシュ編集部
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