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海外テニス

ユニバーシティゲームズでテニス日本代表が奮闘、ダブルスで計3つの銅メダルを獲得!<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.06

メダルを獲得した日本選手たち。男子D銅の田口/羽澤(左)、女子D銅の松田/山崎(右上)、女子コンソレ金の永田と混合D銅の藤原/リュー(右下)。藤原は男子コンソレでも金。写真提供=日本代表男子監督/宮地弘太郎

メダルを獲得した日本選手たち。男子D銅の田口/羽澤(左)、女子D銅の松田/山崎(右上)、女子コンソレ金の永田と混合D銅の藤原/リュー(右下)。藤原は男子コンソレでも金。写真提供=日本代表男子監督/宮地弘太郎

「2023年FISUワールドユニバーシティゲームズ」のテニス競技は、7月29日~8月6日に中国・成都で開催。日本代表は男子ダブルス、女子ダブルス、ミックスダブルスで各1つずつ、計3つの銅メダルを手にする奮闘を見せた。

 日本は男子が白石光(早大卒)、田口涼太郎(近大卒)、羽澤慎治(慶大卒)、藤原智也(慶大)、女子が松田美咲(亜大卒)、山崎郁美(亜大)、リュー理沙マリー(米オクラホマ州立大卒)、永田杏里(慶大卒)のメンバーで参戦。チームリーダーは右近憲三、男子監督を宮地弘太郎、女子監督を細木祐子が務めた。

 男子シングルスには白石と田口が出場。第8シードが付いた白石(世界ランク829位)は順当にベスト8まで進出したが、準々決勝で第4シードのカシディット・サムレジ(673位)にストレート負け。第12シードの田口(1260位)は3回戦で第5シードに敗れた。

 女子シングルスには松田と山崎が出場した。297位の松田には第4シードが付いたが、準々決勝で第10シードのグオ・ハンユー(571位)に5-7、6-3、0-6でフルセット負け。第8シードの山崎(445位)は3回戦で第9シードのタイ選手にファイナル5-7の激戦の末に敗れた。

 シングルスではメダル獲得がならなかった日本勢だが、ダブルスで意地を見せる。男子複で第3シードの羽澤/田口は接戦を切り抜け準々決勝に進むと、第5シードのフランスペアにストレートで快勝。準決勝では第1シードの台湾ペアに敗れたが、前回大会の島袋将/伊藤雄哉に続く銅メダルを手にした。
 
 女子複には松田/山崎が第2シードとして出場。初戦の2回戦を1ゲームも落とさず圧勝すると、準々決勝では第5シードの香港ペアを相手にファイナルセットのマッチタイブレーク11-9という接戦を制して4強入り。準決勝は松田がシングルスで敗れた後の試合となり、第4シードの中国ペア相手に力尽きたが、こちらも前回の佐藤南帆/森崎可南子に続く銅メダルを死守した。

 もう1つは混合複に第3シードで出場した藤原/リューだ。2回戦、準々決勝と快勝し、準決勝で第1シードの台湾ペアに敗れたが、前回はメダルを逃したこの種目で銅メダルを奪還した。

 なお、シングルス本戦に出場しなかった選手も参加可能のコンソレーションでは、男子で藤原が、女子で永田が金メダルを獲得している。

「ワールドユニバーシティゲームズ」はFISU(国際大学スポーツ連盟)が主催する“学生のためのオリンピック”で、以前は「ユニバーシアード競技大会」と呼ばれていた。2年に一度開催され、本来の出場資格は大学・大学院に在学中か、大会の前年に卒業した者となっている。

 しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響で、21年に予定されていた成都大会が今年に延期になったため、21年時点で参加条件を満たしていた選手は今回も参加可能となった。卒業3年目の松田やリューが代表入りしたのはそのためだ。

構成●スマッシュ編集部

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