高校テニスの頂点を目指す戦い「全国高等学校総合体育大会テニス競技大会」が、北海道・苫小牧市緑が丘公園庭球場と千歳市青葉公園庭球場で開催。大会は、団体戦が８月１日（火）～３日（木）、個人戦は４日（金）～７日（月）にかけて実施される。大会６日目となる６日は、男女シングルスの４回戦と準々決勝、男女ダブルスの準決勝が行なわれた。

　個人戦は、１、２回戦は１セットマッチ、３回戦から準決勝までは８ゲームプロセット（８ゲームオール後にタイブレーク）で行なわれ、決勝は３セットマッチ（最終セットは10ポイントマッチタイブレーク方式）で争われる。

　女子シングルス準々決勝では、第２シードの里菜央（相生学院）が前田璃緒（浦和麗明）と対戦。両者は今大会の団体戦の準々決勝で顔を合わせており、その際は里が８－６で勝利している。そして２度目の対戦も９－８（５）と激闘の末に里が制した。「団体戦の時よりも、自分が打ったスライスやロブのショットを（対戦相手が）うまく対処してきたので苦しかった」と試合を振り返った里。準決勝に向けては「試合の後半になった時に、入れなきゃって思いすぎてラケットが振れなかったりしていたので、次の試合では、最後まで振れるようにしたい」とコメント。

　また他の準々決勝では、千葉陽葵（大商学園）が上方璃咲（野田学園）に快勝。新井愛梨（同志社国際）が堀家那菜（坂出）に、小髙未織（浦和麗明）が髙山揺（四日市商）に勝利を収め、ベスト４進出を決めている。

　女子ダブルス準決勝は、水口由貴／新城英万（沖縄尚学）が上方璃咲／川崎このは（山口・野田学園）と対戦。息のあったプレーでポイントを積み重ね８－４で勝利をつかんだ。また、井上季子／上野梨咲（山陽女学園）が前田璃緒／大脇結衣（埼玉・浦和麗明）に８－３で勝利し、決勝へ駒を進めた。
  大会６日目の個人戦の結果は以下の通り

◆女子個人戦シングルス４回戦結果 
千葉陽葵(大阪・大商学園)　８－６　南風音(長野・松商学園)
上方璃咲(山口・野田学園)　８－３　成田百那(愛知・名経大市邨)　
堀家那菜(香川・坂出)　８－６　藤井柑奈(長野・松商学園)
新井愛梨(京都・同志社国際)　８－５　稲葉らん(兵庫・相生学院)　 
髙山揺(三重・四日市商)　８－３　近藤優衣(静岡・城南静岡)　
小髙未織(埼玉・浦 和 麗 明 )　 ８－４　山倉実桜(東京・早稲田実業)　
前田璃緒(埼玉・浦和麗明)　８－６　網田永遠希(山口・野田学園)
里菜央(兵庫・相生学院)　８－４　戸坂文音(岡山・山陽学園)　

◆女子個人戦シングルス準々決勝結果 
千葉陽葵(大阪・大商学園)　８－２　上方璃咲(山口・野田学園)
新井愛梨(京都・同志社国際)　８－２　堀家那菜(香川・坂出)
小髙未織(埼玉・浦 和 麗 明 )　８－１　髙山揺(三重・四日市商)
里菜央(兵庫・相生学院)　９－８（５）　前田璃緒(埼玉・浦和麗明)　

◆女子個人戦ダブルス準決勝結果 
水口由貴／新城英万(沖縄・沖縄尚学)　８－４　上方璃咲／川崎このは(山口・野田学園)
井上季子／上野梨咲(広島・山陽女学園)　８－３　前田璃緒／大脇結衣(埼玉・浦和麗明)

取材・文●前道右京（スマッシュ編集部）

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