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国内テニス

インカレ決勝カードが決定。男子単は藤原智也と林航平の慶大対決、女子単は吉本菜月と大橋麗美華が初Vに挑む!<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.20

インカレ男子シングルスで2度目の優勝を狙う藤原智也(左)、女子単複両方で勝ち残った大橋麗美華(右)ら、慶大勢が4種目中3種目で決勝に進んだ。写真提供:全日本学生テニス連盟

インカレ男子シングルスで2度目の優勝を狙う藤原智也(左)、女子単複両方で勝ち残った大橋麗美華(右)ら、慶大勢が4種目中3種目で決勝に進んだ。写真提供:全日本学生テニス連盟

 男子第91回・女子第67回を迎えた「2023年度 全日本学生テニス選手権」(インカレ)が8月14日から三重県・四日市テニスセンターで開催されている。20日には男女単複の準決勝が行なわれ、各種目の決勝の顔合わせが決まった。

 男子シングルス準決勝、第1シードの藤原智也(慶應義塾大学4年)と中村元(筑波大学3年)の対戦は、藤原が貫録を見せた。21年のインカレ王者で昨年のインカレ室内も制し、ユニバーシティゲームズ日本代表にも選ばれた藤原は、現在の大学テニスの第一人者と言っていい。

 春の関東学生準優勝の中村の挑戦を受け、第1セットこそタイブレークまで食い下がられたが、これを取った藤原は一気に波に乗り、第2セットは6-1で突き放した。昨年準優勝の藤原はこれで3年連続の決勝進出だ。

 もう1つの準決勝は、第11シードの林航平(慶大4年)が第5シードの高悠亜(日本大学2年)との息詰まる接戦の末、第1、第2セットともタイブレークをモノにして勝利。男子シングルス決勝は慶大同士の対戦となった。

 女子シングルス準決勝には昨年の優勝&準優勝者が揃って進出していたが、共に姿を消すこととなった。第1シードで去年準優勝の神鳥舞(早稲田大学4年)は、春の関東学生決勝でも当たった吉本菜月(筑波大学2年)に連敗。吉本は6月の埼玉W15でITFツアー初挑戦&初優勝を飾るなど、このところ急成長を遂げており、神鳥を6-2、7-5で振り切った。

 準決勝のもう一方は、ディフェンディングチャンピオンで今年のユニバ代表でもある第3シードの山崎郁美(亜細亜大学4年)が、第8シードの大橋麗美華(慶大2年)にフルセットで敗れる波乱。大橋は去年の春関で準優勝しており、決勝では学生大会初タイトルを狙う。
 
 また男子ダブルスは第1シードの大田空/加藤木塁(法政大学)とノーシードの中留諒太/其田怜(関西学院大学)が決勝進出。女子ダブルスは去年のインカレ&インカレ室内を制した第1シードの神鳥舞/齋藤優寧(早大)と、第6シードの大橋/中島玲亜(慶大)がそれぞれ決勝に勝ち進んだ。大橋は単複での決勝進出だ。

【8月20日の記録】

◆男子シングルス準決勝
藤原智也(慶大)[1] 7-6(3) 6-1中村元(筑波大)[7]
林航平(慶大)[11] 7-6(1) 7-6(7) 高悠亜(日大)[5]

◆女子シングルス準決勝
吉本菜月(筑波大)[4] 6-2 7-5 神鳥舞(早大)[1]
大橋麗美華(慶大)[8] 7-5 2-6 6-2 山崎郁美(亜大)[3]

◆男子ダブルス準決勝
大田空/加藤木塁(法大)[1] 63 76(4) 高悠亜/小泉煕毅(日大)
中留諒太/其田怜(関学大)76(5) 64 林航平/高木翼(慶大)[Q]

◆女子ダブルス準決勝
神鳥舞/齋藤優寧(早大)[1] 6-2 6-3 吉川ひかる/冨永栞(亜大)[4]
大橋麗美華/中島玲亜(慶大)[6] 75 64 川出莉子/西尾萌々子(筑波大)[5]

 ※[ ]内の数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】インカレ予選を兼ねた「2023年度関東学生トーナメント」決勝スナップ集
 

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