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【全国中学生テニス選手権】山陽女学園がプレッシャーに打ち勝ち大会4連覇の偉業達成!<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.08.21

重圧と戦いながら大会4連覇という偉業を達成した山陽女学園の選手たち。写真:スマッシュ編集部

重圧と戦いながら大会4連覇という偉業を達成した山陽女学園の選手たち。写真:スマッシュ編集部

 団体と個人に分かれて中学生テニスの頂点を懸けて戦う「全国中学生テニス選手権大会」(団体戦8月18日~20日、個人戦8月20日~21日/香川県総合運動公園テニスコート)。今年で第50回を迎えた伝統の大会は20日、男女団体戦の決勝、男女個人戦の単複1~2回戦が実施された。

 団体戦はダブルス2試合とシングルス3試合の計5試合のうち、先に3勝したチームが勝者となる。試合は、ダブルス2→ダブルス1→シングルス3→シングルス2→シングルス1の順で行なわれる。試合数が多いだけにチームの総合力の高さが勝負のカギとなる。

 女子団体戦は山陽女学園中等部(広島)が大会4連覇の偉業を達成した。決勝では春の全国選抜の覇者で今大会第2シードの堺リベラル中(大阪)と対戦。山陽女学園は、キャプテンの前野天寧と谷本葵の3年生コンビの勝利に加え、S2を託された2年生の渡辺葵依が相手に付け入る隙を与えず6-0で勝利。また1年生でS3を任された柴山那も6-1と期待に応え貴重な1勝をチームにもたらした。
 
「4連覇できることを目標に今まで頑張ってきたので、それが達成できてすごくうれしいです」と試合後、安堵の表情を浮かべる山陽女学園のキャプテンの前野。河本風香監督は「プレッシャーは誰でも感じるもので、それに影響されるようなら団体戦には勝てない」と日ごろから選手に説いているという。技術はもちろん、メンタル面でも強さを発揮した山陽女学園。先輩たちが手にしてきた勝利のバトンを彼女たちはしっかりと引き継いだ。

 なお、20日は団体戦決勝に続き、午後からは個人戦が開幕。女子シングルスでは第1シードの小坂莉來(香芝市立香芝中)や第2シードの吉田理世(京都市立開晴小中)らトップシードがきっちりと勝ち切り3回戦進出を果たした。ダブルスでは第1シードの米山心/口井琴音(市川市立第四中)が準決勝進出を果たしたが、第2シードの廣瀬れな/尾谷楓莉(浪花中)は2回戦で太田乃愛/太田柚七(浜松市立東陽中)に敗れている。

【女子団体決勝戦結果】
山陽女学園中等部(広島) 3-1 堺リベラル中学校(大阪)
D2 谷本葵③/前野天寧③〇 6-4 ●松岡利依②/中部屋咲楽子②
D1 田中愛①/小田朱莉① 4-5打切 松岡美海③/河合愛花音③
S3 柴山那奈①〇 6-1 ●小野心美①
S2 渡辺葵依②〇 6-0 ●伊東凛夏③
S1 藤山羽優②● 2-6 ○仲宗根サヤ③
※名前の後の数字は学年

取材●小松崎弘(スマッシュ編集部)

【PHOTO】2023全国中学生テニス選手権大会/団体戦&個人戦フォトギャラリー
 

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