今回のテーマは「テニスボール」です。近年、各メーカーからたくさんの新製品が登場し、テニスボール市場が熱くなっています。ここで「自分はどれを選ぶべきか?」を再確認してみましょう。
数多くの道具を使うテニスで、唯一「相手と共通に使う」のがボールです。そして、テニスボールは外観的にみな同じようで、デザイン的特徴がありません。
相手と共用するためには「同意」が必要で、日本では昔からマイルドで優しい打球感が好まれ、ダンロップ『フォート』が圧倒的なシェアを誇り、新しいボールが発売されても「フォートを基準」に比較されてきました。それが近年、日本国内のボール市場に動きが出てきています。
日本のボールに対する感覚は「打球感が良くて、安定して飛んでくれ、長く使えるのがいい」でしたが、海外では「テニスボールは消耗品。スピード感があるのが楽しい」と、まるで考え方が違いました。打球感とか品質より、安さが重要でした。
1980年代後半から、海外で活躍する日本選手が現れるようになり、いくら打球感は良くても飛球速度の遅いボールでは海外で勝つことはできない! として、日本でも高速系ボールが登場し始めます。
それでもしばらくは、やはり日本ではフィーリング重視の傾向が強かったのですが、海外ブランドのボールも徐々に品質が安定化し、昔のような悪いイメージはなくなりました。また、2~3年前から本格的に日本のテニスボール市場に参入するブランドが増え、ユーザーは様々な選択ができる状況になってきたのです。
テニスボールは、大きさ・重さ・変形率・バウンド状態など、細かく国際ルールで規定されているため、「個性を強調する」のがとても難しいアイテムです。そのためメーカーは、ユーザーがボールに対して何を求めているかなどのマーケティング調査を行ない、注目される結果となったのが『耐久性』でした。
テニスボールの耐久性には2つの要素があります。
[1]飛び(バウンド)の維持性能
[2]メルトンの耐摩耗性能
簡単そうに言っていますが、この2つは、向上させるのが非常に難しいのです。
数多くの道具を使うテニスで、唯一「相手と共通に使う」のがボールです。そして、テニスボールは外観的にみな同じようで、デザイン的特徴がありません。
相手と共用するためには「同意」が必要で、日本では昔からマイルドで優しい打球感が好まれ、ダンロップ『フォート』が圧倒的なシェアを誇り、新しいボールが発売されても「フォートを基準」に比較されてきました。それが近年、日本国内のボール市場に動きが出てきています。
日本のボールに対する感覚は「打球感が良くて、安定して飛んでくれ、長く使えるのがいい」でしたが、海外では「テニスボールは消耗品。スピード感があるのが楽しい」と、まるで考え方が違いました。打球感とか品質より、安さが重要でした。
1980年代後半から、海外で活躍する日本選手が現れるようになり、いくら打球感は良くても飛球速度の遅いボールでは海外で勝つことはできない! として、日本でも高速系ボールが登場し始めます。
それでもしばらくは、やはり日本ではフィーリング重視の傾向が強かったのですが、海外ブランドのボールも徐々に品質が安定化し、昔のような悪いイメージはなくなりました。また、2~3年前から本格的に日本のテニスボール市場に参入するブランドが増え、ユーザーは様々な選択ができる状況になってきたのです。
テニスボールは、大きさ・重さ・変形率・バウンド状態など、細かく国際ルールで規定されているため、「個性を強調する」のがとても難しいアイテムです。そのためメーカーは、ユーザーがボールに対して何を求めているかなどのマーケティング調査を行ない、注目される結果となったのが『耐久性』でした。
テニスボールの耐久性には2つの要素があります。
[1]飛び(バウンド)の維持性能
[2]メルトンの耐摩耗性能
簡単そうに言っていますが、この2つは、向上させるのが非常に難しいのです。