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「ナチス、ファシスト、人種差別主義者と呼ばれた」トランスジェンダー受け入れ反対のナブラチロワが批判の声に怒りのFワード<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.10.08

トランスジェンダー反対の姿勢がSNSで批判されているナブラチロワ。(C)Getty images

トランスジェンダー反対の姿勢がSNSで批判されているナブラチロワ。(C)Getty images

 近年、スポーツ競技において身体的には男性ながら性自認が女性のトランスジェンダー選手の存在に、賛否様々な意見が巻き起こっているが、女子テニス界のレジェンドであるマルチナ・ナブラチロワ氏はこれまで断固として反対の意思を示してきた。そんな彼女のもとには、SNS上で激しい罵倒の声が寄せられているという。

 ナブラチロワ氏は日本時間10月6日に自身の公式X(旧Twitter)を更新。あるテニスファンから、彼女が現役時代に男性ホルモンとして知られるテストステロンを服用していたと非難されたことに対し、「テストステロンなんてクソくらえよ」とFワード交じりに反論。

 また、「私は努力と偉大な遺伝子のおかげでここまで来られたのよ。お父さんとお母さんに感謝ね。私が生理中という理由でどれだけの試合に負けてきたのか知らないでしょう?」と、不正なしで18度のグランドスラムチャンピオンに輝いたことを強調した。

「昨日私は、ナチス、ファシスト、人種差別主義者なんて呼ばれて、さらにテストステロン値が高いから本当の女性ではないとまで言われた。本当にひどい一日だったわ。だから、この主張はとても意味のあることなの」
 これらのナブラチロワ氏の投稿には、『ハリー・ポッター』シリーズの作者であり、自身もトランスジェンダーに関する主張で度々批判に晒されているJ・K・ローリング氏も反応。「私はあなたを愛しているわ」と、ナブラチロワ氏への賛同を示している。

 テニス界においては今年7月、全米テニス協会(USTA)が管轄する55歳以上を対象にした女子大会で、トランスジェンダーであるアリシア・ローリーが立て続けに優勝を飾ったことが議論を巻き起こした。

 この時にもナブラチロワ氏は「女子テニスはたとえ何歳だろうと、落ち目の男子アスリートのためにあるんじゃない」と訴えていた。

構成●スマッシュ編集部

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