11月10~11日にかけて東京・有明で行なわれる、女子テニス国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ)プレーオフ」の、日本対コロンビア戦。
9日には開幕に先駆け、会場の有明テニスの森にて組み合わせ抽選会と、両国の監督および選手の会見が開かれた。
ビリー・ジーン・キング・カップのフォーマットは、まずはシングルス2選手による総当たりの、計4試合が行なわれる。先に3勝した国の勝利で、2勝2敗で星を分けた場合はダブルスで雌雄を決する。
ITF(国際テニス連盟)のレフェリーらも立ち合いの上に行なわれた抽選の結果、10日の開幕戦は、コロンビア・シングルス1のカミラ・オソリオ(世界ランキング79位)対、日本シングルス2の本玉真唯(同124位)のカードに。続いて同日、日本シングルス1の日比野菜緒(同90位)とユリアナ・リサラソ(同823位)の試合が行なわれる。
翌11日は両国のシングルス1が対戦し、続いてシングルス2の対戦という流れだ。
今回が4年ぶりの代表戦となる日比野は、「ホームのシングルス1は、初日の2試合目に入るものだと思っていたので、抽選ということでドキドキした」と苦笑い。その抽選会の最中、「隣に座っていた本玉選手が『私は一番目でも大丈夫です』という心強い言葉をくれたので、今ほっとしています」と笑顔を見せた。
その日比野のコメントを受け、杉山愛監督も「私も選手時代、このドローミーティングが一番緊張したくらい」と告白。続けて「望み通りのオーダーで入れるっていうのは、もう我々の方に流れが来てるのかな」と、重みある言葉を響かせた。
現役時代、シングルス世界8位、ダブルス1位の実績を誇る杉山が、日本代表監督に就任したのは昨年の夏。初陣となった今年4月のアジア・オセアニア予選を全勝で勝ちぬき、今回のプレーオフに望んでいる。
そのプレーオフの日本開催が決まって以来、杉山監督はソーシャルメディアや既存の媒体も活用し、時に会場に足を運びながら、代表選の存在をプロモートしてきた。その背景には、自身が選手として日の丸を背負った時の経験と、監督あるいは日本テニス界の第一人者として、なんとか女子テニスを盛り上げたいとの思いがあったという。
「やはり私自身が選手の時に、本当に代表戦でしか味わえない緊張感だったり、個人戦では得られないうれしさがあるのを知った。だからこそ、代表戦ならではの雰囲気を選手に味わわせてあげたいという気持ちがすごくありました」
「ただ去年、監督に就任することが決まってから見に来たここでのウクライナ戦(昨年11月)の、寂しかったこと……。こんな中での試合は監督としてもいやですし、選手としてもいやだという気持ちがすごく大きかったので、何とかしてたくさんの人に入ってもらいたいという思いが、まず第一にありました」
長く「フェドカップ」の名で親しまれた女子国別対抗戦が、「ビリー・ジーン・キング・カップ」に改名したのは3年前。テニスファンにとってもまだ耳慣れぬその呼称を広め、認識してもらうためにも、杉山監督は「自分が発信したり、メディアの方に取り上げて頂けるよう自分自身でもがんばりました」と言う。
そのような新監督の情熱は、選手たちにも隅々まで浸透しているようだ。日比野を筆頭に、全ての選手が、「常に監督からは気にかけて頂いている」「緊張感がありながらも明るい雰囲気を作ってくれている」と声を揃えた。
9日には開幕に先駆け、会場の有明テニスの森にて組み合わせ抽選会と、両国の監督および選手の会見が開かれた。
ビリー・ジーン・キング・カップのフォーマットは、まずはシングルス2選手による総当たりの、計4試合が行なわれる。先に3勝した国の勝利で、2勝2敗で星を分けた場合はダブルスで雌雄を決する。
ITF(国際テニス連盟)のレフェリーらも立ち合いの上に行なわれた抽選の結果、10日の開幕戦は、コロンビア・シングルス1のカミラ・オソリオ(世界ランキング79位)対、日本シングルス2の本玉真唯(同124位)のカードに。続いて同日、日本シングルス1の日比野菜緒(同90位)とユリアナ・リサラソ(同823位)の試合が行なわれる。
翌11日は両国のシングルス1が対戦し、続いてシングルス2の対戦という流れだ。
今回が4年ぶりの代表戦となる日比野は、「ホームのシングルス1は、初日の2試合目に入るものだと思っていたので、抽選ということでドキドキした」と苦笑い。その抽選会の最中、「隣に座っていた本玉選手が『私は一番目でも大丈夫です』という心強い言葉をくれたので、今ほっとしています」と笑顔を見せた。
その日比野のコメントを受け、杉山愛監督も「私も選手時代、このドローミーティングが一番緊張したくらい」と告白。続けて「望み通りのオーダーで入れるっていうのは、もう我々の方に流れが来てるのかな」と、重みある言葉を響かせた。
現役時代、シングルス世界8位、ダブルス1位の実績を誇る杉山が、日本代表監督に就任したのは昨年の夏。初陣となった今年4月のアジア・オセアニア予選を全勝で勝ちぬき、今回のプレーオフに望んでいる。
そのプレーオフの日本開催が決まって以来、杉山監督はソーシャルメディアや既存の媒体も活用し、時に会場に足を運びながら、代表選の存在をプロモートしてきた。その背景には、自身が選手として日の丸を背負った時の経験と、監督あるいは日本テニス界の第一人者として、なんとか女子テニスを盛り上げたいとの思いがあったという。
「やはり私自身が選手の時に、本当に代表戦でしか味わえない緊張感だったり、個人戦では得られないうれしさがあるのを知った。だからこそ、代表戦ならではの雰囲気を選手に味わわせてあげたいという気持ちがすごくありました」
「ただ去年、監督に就任することが決まってから見に来たここでのウクライナ戦(昨年11月)の、寂しかったこと……。こんな中での試合は監督としてもいやですし、選手としてもいやだという気持ちがすごく大きかったので、何とかしてたくさんの人に入ってもらいたいという思いが、まず第一にありました」
長く「フェドカップ」の名で親しまれた女子国別対抗戦が、「ビリー・ジーン・キング・カップ」に改名したのは3年前。テニスファンにとってもまだ耳慣れぬその呼称を広め、認識してもらうためにも、杉山監督は「自分が発信したり、メディアの方に取り上げて頂けるよう自分自身でもがんばりました」と言う。
そのような新監督の情熱は、選手たちにも隅々まで浸透しているようだ。日比野を筆頭に、全ての選手が、「常に監督からは気にかけて頂いている」「緊張感がありながらも明るい雰囲気を作ってくれている」と声を揃えた。