国内テニス

「オリンピックを最重要視」する西岡ら日本選手がエキジビションでテニスを盛り上げる。AKB48もゲストで共演!

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2019.12.23

HEAT JAPAN第1回団体戦に優勝したレッドチーム西岡良仁、鈴木貴男、関口周一、元AKBの島田晴香(※中央左4人目から左へ)。準優勝のブルーチーム添田豪、伊藤竜馬、松井俊英、高橋悠介、AKB48チーム8の佐藤朱(※中央右から5番目から右へ)。写真:滝川敏之

 12月21日、22日にわたり、日本のトップ選手たちによるエキジビションマッチ「エアトリ HEAT JAPAN 2019」が三鷹MTSテニスアリーナで開催された。テニスの見る楽しさを伝えるべく、イベントに参加した日本選手たち。そこで、2020年の抱負を語ってくれた。

 現在ATP73位の西岡良仁は、「オリンピック出場が第1目標です。オリンピックは人生において1番価値のある部分と言っても過言ではないですね。特に東京ですから、外したくはありません。最重要視して目指していきたいです。
 来年は25歳になるので、(プロ選手としても)ベストな年齢ですし、オリンピックはホームアドバンテージも大きいと思いますし、暑さという点でもグランドスラムと比較すると結構誰にでもチャンスがあると思っています。まずは出場を目指して、そして出られたらメダルを狙いにいきます」。錦織に次ぐ、日本2位の西岡には、オリンピックの出場と活躍が期待される。

 自己最高47位で現在121位の添田豪は、「トップ100入りです」と100位への返り咲きを目標に挙げた。そのために、「1年を通して安定した成績を残さないといけないので、疲れにくい身体づくりを目指してトレーニングをしっかりやってきました」と、オフの取り組みに自信をのぞかせていた。
 
 ワイルドカード選手権に優勝して全豪オープンの本戦出場を手に入れた伊藤竜馬は、「ケガなく全試合全力で、楽しく試合したいです」。今年の夏に勝ちにこだわりすぎ、ランキングに追われて調子を落とした時、「テニスが好き」という原点に立ち返ったと言う。その後は調子が上向きに。その気持ちを持続できれば、結果もついてきそうだ。

 関口周一は、「まだチャレンジャーでベスト4以上にいったことがないので、それ以上にいって大きなポイントを取りたいです。爆発力がある方ではないので、全体のレベルを上げていきたいです」

 高橋悠介は、「グランドスラムに早く出たいので予選にかかる200位前半にランキングを持っていくことです。そのためにも、チャレンジャー上位進出です。最近はフィジカルトレーニングにも重点を置いて取り組んでいます」