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「最後の最後まで自分を認める事ができなかった」引退した杉田祐一が胸の内を吐露<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.02.21

選手生活に終止符を打った杉田祐一。ブログには様々な思いを“ありのまま”綴った。写真:滝川敏之

選手生活に終止符を打った杉田祐一。ブログには様々な思いを“ありのまま”綴った。写真:滝川敏之

 2月16~18日に開催された「第38回テニス日本リーグ」決勝トーナメントで杉田祐一が現役を引退した。杉田はイカイのシングルスNo.2として準々決勝に出場。レック興発の田口涼太郎に敗れ、これが現役最後の試合となった。大会最終日には杉田の引退セレモニーが行なわれ、その翌日には自身のブログを更新、今の思いを投稿した。

 現在35歳の杉田は、7歳でテニスを始め、2006年10月にプロ転向。翌年のデビスカップで当時の最年少勝利を収め、以降も日本の勝利に貢献してきた。17年にはアンタルヤ・オープンでツアー初優勝を飾り、同年の世界ランキングで自己最高位となる36位をマーク。

 しかし苦しむ時期も長く、21年はセルビアに拠点を移して再スタートしたものの、同年9月から半年近くツアーから離脱していた。22年はチャレンジャー大会を中心に転戦し、23年はツアーの予選3大会に出場、3月のインディアンウェルズが最後のツアー大会となった。

 杉田は更新したブログの中で、この状況を「今思えば、私の選手生活は21年のUSオープン(キャスパー・ルードとの試合)が選手としての最後だったのだと思います。コロナの影響とギリギリだった気持ちが一度切れてしまい休養を取ってしまったあの時が選手としての終わりだったのだと思います」と振り返っている。

 ブログには「いつも何度も書き直しているので、最後は、ありのまま書いていきたいと思います」と書き出し、以下のように続けた。
 
「最後の最後まで自分を認める事ができなかった事を悔しく思います。できない自分を認める事がとにかく私はできませんでした。試合に負けて泣くことができず、どうしてあの時あのプレーができなかったのかといつも自分を責めてばっかりいました。いつの日か、圭(錦織圭 選手)やよっしー(西岡良仁 選手)に試合で負けて泣くことって未だにある?と聞いたことがあって、その時皆、全然あるよと答えていました。二人共きっとベストを尽くした自分を認めてあげることのできる選手なのだと思います。自分はいつもどんな良い試合で悔しい敗戦でも自分を責め認めることができなかったのだと数年前に感じていました」

「せめて引退の時くらいはできるのかと思っていましたが最後の最後まで自分を認めて試合することができなかったことに笑えてしまいます」

「自分を認めて可能性を信じて、自分はこんなプレーもできるんだぞ!という気持ちでプレーを楽しむことができればもしかしたらもっと幅の効いたプレーできたのではないかと少しばかり後悔の気持ちもあります。しかしながらもしかしたらこんな完璧主義な性格だからこそ、ここまでこれたのかもしれないとも思っています。しかし最後の引退時に人前で泣くことが出来たことは今までの自分では絶対に出来なかったことなので、自分を認めてあげれたのかもしれません」
 
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