海外テニス

アナ・ウィンターとフェデラー家の交流やシャネルやルイ・ヴィトンのテニス用品……。セレブはラケットスポーツがお好き?

甘利隆

2019.12.29

グランドスラムでもフェデラーのファミリーボックスで観戦する姿がしばしば見られるアナ・ウィンター。テニス好きとしても知られている。(C)Getty Images

 映画『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルとしても有名なアナ・ウィンター。30年以上『ヴォーグ』アメリカ版の編集長を務めるファッション界の女帝が、4大大会でファミリーボックスから観戦する姿はテニスファンにはおなじみだろう。彼女は観るだけでなくプレーするのも好きなようで、毎朝出勤前に1時間ほどテニスをするという。

 ロジャー・フェデラーとも家族ぐるみで親交を持ち、過去にはフェデラー家とウィンター家によるファミリートーナメントを開催したこともある。フェデラーとダブルスを組み、甥ふたりのペアらを対戦相手に数試合を戦い、当然ながら優勝したとのことだ。

 テニスはその発展の経緯からか、現在でもハイファッションと意外に関係が深い。
 まず『シャネル』だが、ラケットとラケットケース、ボールをリリースしている。価格はラケット(ケース付き)が1,800ドル(約20万円)、ボール4球で500ドル(約5万5千円)。日本でも取り扱われていたようだ。シャレで買うには高価過ぎるが、中古ならわずかながら出回っているようなので、試しに入手してみても良いかもしれない。
 
 ルイ・ヴィトンはラケットの面のみを覆うタイプ、ラケット全体をカバーするタイプ、バッグタイプなど、数多くラケットケースを出している。レザーにモノグラムが施されたデザインはコートで目立つこと間違いない(悪目立ちかもしれないが…)。

 少し話は逸れるが、前出のシャネル、ルイ・ヴィトンに加え、ティファニーは卓球のラケットを発売している。

 価格はシャネルがラケット2本(ケース付き)で20万4,840円。ルイ・ヴィトンがラケット2本とボール4球、ラケットケースのセットで24万9,480円。ティファニーがラケット2本とボール3球のセットで650ドル(約7万2千円)といずれも高価だが、テニスだけでなくラケットスポーツ全体がハイファッションとの相性が良いのかもしれない。