テニス四大大会の一つである「全仏オープン」(フランス・パリ)。テニス選手ならば誰もが一度は立ちたい夢の舞台であるが、このジュニア部門の本戦へのワイルドカード(主催者推薦)が与えられる大会「Roland-Garros Junior Series by Renault」(ローランギャロス・ジュニアシリーズ・バイ・ルノー)が、今年10月に日本で初めて開催されることになった。
今大会がアジア地域で開催される理由としては、プロのトップ選手の中で、ヨー ロッパや北アメリカ出身選手は多く存在するが、それと比較してアジア出身選手が少ない点。プロテニスを束ねるATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)及びITF(国際テニス連盟)において、さらにアジアの選手を多く輩出したいという目的が、開催の背景にある。
「Roland-Garros Junior Series by Renault」は、大会の規模をアジア全体へと広げるべく、今回2つの予選大会を開催する。「予選大会1 中央・西アジア地域大会」(カザフスタン・アルマトイ/8月5日~9日)と「予選大会2 東・南アジア地域大会(中国・海南市/8月12日~17日)である。両大会ともに試合は全仏オープンと同じレッドクレー・コートで実施される。
そして2つの予選を経て行なわれる本戦「Roland-Garros Junior Series by Renault」は、10月16日~20日、東京・世田谷区の第一生命相娯園(クレーコート)において男女各16名によって実施される。
大会開催にあたりATF(アジアテニス連盟)のユーリー・ポルスキー会長は「両方の地域予選を経て、日本でのメインイベントにつながるトーナメント構造の拡 大は、Roland-Garros Junior Series by Renaultのメッセージと目的を広め、選手のク レーコートへの参加を強化するのに役立ちます」と考える。
なお、今大会では錦織圭が大会アンバサダーに就任。大会側は「錦織選手は、2014年、アジア人男子選手として史上初のグランドスラム決勝進出(全米オープン)。2016年、リオデジャネイロ・オリンピックにて日本に96年ぶりのオリンピックのメダルをもたらしました。世界で戦ってきた経歴を持つ錦織選手には、過去の戦いで培った経験や知識 を、この大会に出場する32人のアジアトップジュニア選手たちと共有していただき ます」としている。
アジアからクレーコートの聖地ローランギャロス(全仏会場)へ。予選を経て2025年の「全仏オープン・ジュニア」の大舞台に立つのは、果たして誰になるのか。注目の大会が今秋開催される。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】ウインブルドンJrベスト4の18歳本田尚也!“ラファ・ナダルアカデミー”で培った「基礎力」が芝のコートで開花
【関連記事】「子どもの頃からテニス力に加え人間力も養う必要がある」安藤スポーツ・食文化振興財団による将来を見据えた特別な取り組み
【関連記事】全日本ジュニアで車いすテニスの部を新設!副賞の海外遠征に「アメリカで待ってるぜ!」と国枝慎吾氏
今大会がアジア地域で開催される理由としては、プロのトップ選手の中で、ヨー ロッパや北アメリカ出身選手は多く存在するが、それと比較してアジア出身選手が少ない点。プロテニスを束ねるATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)及びITF(国際テニス連盟)において、さらにアジアの選手を多く輩出したいという目的が、開催の背景にある。
「Roland-Garros Junior Series by Renault」は、大会の規模をアジア全体へと広げるべく、今回2つの予選大会を開催する。「予選大会1 中央・西アジア地域大会」(カザフスタン・アルマトイ/8月5日~9日)と「予選大会2 東・南アジア地域大会(中国・海南市/8月12日~17日)である。両大会ともに試合は全仏オープンと同じレッドクレー・コートで実施される。
そして2つの予選を経て行なわれる本戦「Roland-Garros Junior Series by Renault」は、10月16日~20日、東京・世田谷区の第一生命相娯園(クレーコート)において男女各16名によって実施される。
大会開催にあたりATF(アジアテニス連盟)のユーリー・ポルスキー会長は「両方の地域予選を経て、日本でのメインイベントにつながるトーナメント構造の拡 大は、Roland-Garros Junior Series by Renaultのメッセージと目的を広め、選手のク レーコートへの参加を強化するのに役立ちます」と考える。
なお、今大会では錦織圭が大会アンバサダーに就任。大会側は「錦織選手は、2014年、アジア人男子選手として史上初のグランドスラム決勝進出(全米オープン)。2016年、リオデジャネイロ・オリンピックにて日本に96年ぶりのオリンピックのメダルをもたらしました。世界で戦ってきた経歴を持つ錦織選手には、過去の戦いで培った経験や知識 を、この大会に出場する32人のアジアトップジュニア選手たちと共有していただき ます」としている。
アジアからクレーコートの聖地ローランギャロス(全仏会場)へ。予選を経て2025年の「全仏オープン・ジュニア」の大舞台に立つのは、果たして誰になるのか。注目の大会が今秋開催される。
構成●スマッシュ編集部
【関連記事】ウインブルドンJrベスト4の18歳本田尚也!“ラファ・ナダルアカデミー”で培った「基礎力」が芝のコートで開花
【関連記事】「子どもの頃からテニス力に加え人間力も養う必要がある」安藤スポーツ・食文化振興財団による将来を見据えた特別な取り組み
【関連記事】全日本ジュニアで車いすテニスの部を新設!副賞の海外遠征に「アメリカで待ってるぜ!」と国枝慎吾氏
関連記事
- 「子どもの頃からテニス力に加え人間力も養う必要がある」安藤スポーツ・食文化振興財団による将来を見据えた特別な取り組み<SMASH>
- 全日本ジュニアで車いすテニスの部を新設!副賞の海外遠征に「アメリカで待ってるぜ!」と国枝慎吾氏<SMASH>
- 全国選抜ジュニア14歳以下、男子優勝は川口孝大「勝負強くなってきた」 女子は鈴木美波「最後の最後まで攻め切れた」<SMASH>
- 全国選抜ジュニア12歳以下の優勝者が決定!男子はオトリエ龍馬「できることをやり切った」 女子は佐藤実莉「自信を持ってプレーし続けた」<SMASH>
- テニスを通じて人として成長する機会を提供する『第16回杉山記一杯supported byリポビタン』開催<SMASH>