国内テニス

【岐阜国際ジュニア】女子は吉田理世がケガを乗り越えITFジュニア2勝目!「海外にも挑戦して上を目指したい」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.12.12

前週の愛媛大会に続き2週連続で決勝に進出した吉田(左)が、腰の負傷を乗り越え服部(右)に勝利。ITFジュニア2勝目を飾った。写真提供:ヨネックス

 ITF(国際テニス連盟)のジュニア公式戦「岐阜国際ジュニアテニストーナメント2024 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」(12月2日~8日/岐阜メモリアルセンター/J30)は、8日に女子シングルス決勝とダブルス決勝を実施。大会期間中の多くは晴天に恵まれたが、最終日は雨天のためインドアコートで試合が行なわれた。

 女子シングルス決勝は、前週の愛媛大会準優勝の吉田理世(松蔭兵庫)と、第3シードの服部天寧(三重グリーンTC)の対戦となった。

 吉田は愛媛大会で大腿部負傷のため決勝の途中でリタイヤ。今大会でも腰を痛めメディカルタイムアウトを取っており、「いつも見ていただいているトレーナーさん、大会のトレーナーさんのおかげでここまで来られました」と満身創痍での決勝を戦う。

 しかし試合に入ると、気持ちの面では決して落ちることはなく「今大会通して1番良かった」というほど、両サイド両手打ちのストロークがライン際にコントロールされ、第1セットは相手に反撃の隙を見せることなく6-1で先取する。
 
 第2セットに入ると、スピードボールに対応してきた服部が色々な球種を使いチェンジオブペースを図るが、「自分のミスを減らして集中した」という吉田が5-5からの2ゲーム連取で振り切り7-5で勝利。J30カテゴリーで2度目の優勝を飾った。

「優勝のポイントでランキングが上がると思うので、もっと(レベルが)高いところに挑戦したり、海外にも挑戦したりして、上を目指したい」と笑顔を見せる吉田。「プロになって世界で活躍できる選手」を目指すその一歩は始まったばかりだ。

 なお、女子ダブルス決勝は、ノーシードの有馬璃音/上田莉恋(ITM TEAM/トップランAIOI)が、第1シードのチョン・ウィス/イ・ダヨン(韓国)に0-6、7-5、10-3で逆転勝利を収め、栄冠を手にした。

■女子シングルス決勝結果
〇吉田理世(松蔭兵庫) 6-1 7-5 ●服部天寧(三重グリーンTC)

■女子ダブルス決勝結果
〇有馬璃音/上田莉恋(ITM TEAM/トップランAIOI) 0-6 7-5 [10-3] ●チョン・ウィス/イ・ダヨン選手(韓国)

構成●スマッシュ編集部、協力●ヨネックス株式会社

【画像】伊達公子ほか、国内トッププロのジュニア時代の貴重フォト

【関連記事】リポビタン国際ジュニア愛媛、男子は天野雄太がITFジュニア初優勝を飾る!<SMASH>

【関連記事】リポビタン国際ジュニア愛媛、女子は北岡美空が単複を制して2冠達成!<SMASH>