2025年シーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)は18日、男子シングルス予選出場予定選手を発表。日本テニス界期待の18歳、坂本怜(世界ランク412位)がワイルドカード(主催者推薦)で出場権を得たことが明らかになった。
今年1月に開催された全豪オープンジュニアの男子シングルスを制した坂本。四大大会の同種目で日本選手が優勝するのは、2019年のウィンブルドンで望月慎太郎が記録して以来2人目の快挙。今回のワイルドカード獲得はその功績が認められたもので、同大会の女子シングルスで優勝したレナタ・ジャムリチョワ(スロバキア/同374位/17歳)も予選出場枠を得ている。
坂本は今年、全豪オープンジュニア優勝を経て、ITF(国際テニス連盟)ツアーやチャレンジャー大会(下部ツアー)にも積極的にトライ。9月にプロ転向を果たすと、11月開催の「慶應チャレンジャー」(11月18日~24日/神奈川県横浜市)で8強入りを果たし、その勢いを持って臨んだ翌週の「四日市チャレンジャー」(11月25日~12月1日/三重県四日市市)で見事優勝を飾った。
「俺は絶対にチャレンジャーで優勝できる実力はある、メンタルが落ち着いたら一瞬で勝てる」と言い続けていた坂本が、プロ転向約2カ月後にタイトルを獲得。そのポテンシャルの高さを改めてテニスファンに見せつけたのである。
12月に都内で開かれた記者会見では2024年を「長期的な目で見れば成長できた1年だった」と振り返った坂本。また自身の伸びしろについては「(身長が)195センチあるんですけど、ひょろ・ガリなんで、もうちょっとマッチョになってパワーもそうなんですけども、5セットを2週間戦い抜ける体力がついた時にグランドスラムで勝っていけるっていうのがようやく見えてくるので、伸び代しか残ってないなと思います」と自信を込める。
そんな期待の大器に訪れた2025年シーズン最初の大舞台。相性のいいメルボルンのコートでの戦いに注目が集まる。
なお、全豪オープン男子シングルス予選(1月6日~9日)に出場する日本人選手は、内山靖崇(同146位)、島袋将(同190位)、清水悠太(同192位)、トゥロター・ジェームズ(同193位)、そしてプロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)を使う綿貫陽介(同375位)の計6名。予選は3試合を勝ち抜くと本戦への出場権が得られる。
また本戦には、西岡良仁(同69位)、ダニエル太郎(同84位)、プロテクトランキングで錦織圭(同106位)がストレートインとなっている。
構成●スマッシュ編集部
【画像】坂本怜が錦織圭とダブルスを組んで臨んだ2024年ジャパンオープン厳選写真
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今年1月に開催された全豪オープンジュニアの男子シングルスを制した坂本。四大大会の同種目で日本選手が優勝するのは、2019年のウィンブルドンで望月慎太郎が記録して以来2人目の快挙。今回のワイルドカード獲得はその功績が認められたもので、同大会の女子シングルスで優勝したレナタ・ジャムリチョワ(スロバキア/同374位/17歳)も予選出場枠を得ている。
坂本は今年、全豪オープンジュニア優勝を経て、ITF(国際テニス連盟)ツアーやチャレンジャー大会(下部ツアー)にも積極的にトライ。9月にプロ転向を果たすと、11月開催の「慶應チャレンジャー」(11月18日~24日/神奈川県横浜市)で8強入りを果たし、その勢いを持って臨んだ翌週の「四日市チャレンジャー」(11月25日~12月1日/三重県四日市市)で見事優勝を飾った。
「俺は絶対にチャレンジャーで優勝できる実力はある、メンタルが落ち着いたら一瞬で勝てる」と言い続けていた坂本が、プロ転向約2カ月後にタイトルを獲得。そのポテンシャルの高さを改めてテニスファンに見せつけたのである。
12月に都内で開かれた記者会見では2024年を「長期的な目で見れば成長できた1年だった」と振り返った坂本。また自身の伸びしろについては「(身長が)195センチあるんですけど、ひょろ・ガリなんで、もうちょっとマッチョになってパワーもそうなんですけども、5セットを2週間戦い抜ける体力がついた時にグランドスラムで勝っていけるっていうのがようやく見えてくるので、伸び代しか残ってないなと思います」と自信を込める。
そんな期待の大器に訪れた2025年シーズン最初の大舞台。相性のいいメルボルンのコートでの戦いに注目が集まる。
なお、全豪オープン男子シングルス予選(1月6日~9日)に出場する日本人選手は、内山靖崇(同146位)、島袋将(同190位)、清水悠太(同192位)、トゥロター・ジェームズ(同193位)、そしてプロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)を使う綿貫陽介(同375位)の計6名。予選は3試合を勝ち抜くと本戦への出場権が得られる。
また本戦には、西岡良仁(同69位)、ダニエル太郎(同84位)、プロテクトランキングで錦織圭(同106位)がストレートインとなっている。
構成●スマッシュ編集部
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