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全豪オープンの試合直前に失神?!「急に視界が真っ暗に」注目の新星に敗れたムーテがシャワー中のアクシデントを告白<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.01.19

第3セットには足の痙攣にも見舞われたムーテ。本人も気が付かないうちに身体が悲鳴を上げていたようだ。(C)Getty images

 現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/ハードコート)では、現地時間18日に男子シングルス3回戦を実施。予選勝者で今大会注目の若手選手である19歳のラーナー・ティエン(アメリカ/世界ランキング121位)が、コランタン・ムーテ(フランス/同69位)をストレートで下しベスト16入りを決めた。

 敗れたムーテは、昨年の全仏オープン、そして2022年の全米オープンに続く自身3度目の四大大会ベスト16入りを逃すことになったが、その後の母国フランスメディア『L'Equipe』のインタビューで試合直前に見舞われたアクシデントについて明かし、これが話題となっている。

「朝から一日中調子が良く、身体の痛みもなかったし体力もあった。前の試合から完全に回復していると思っていた」と話したムーテだが、問題のアクシデントは試合直前に起きた。

「試合の45分前、シャワーを浴びている時に気を失ったんだ。何が起こったのかわからない。急に視界が真っ暗になって、目が覚めたら床に倒れていたんだ。ケガはしなかったけれど、予想外の出来事で少し不安だった。転倒のショックで少し意識が朦朧としていた」
 
 万全の状態で試合を迎えられると思っていた矢先の出来事に、試合のウォームアップ中も「パニック状態だった」と明かしたムーテ。それでも無事に戦い抜くことができたことについて「正直自分を誇りに思うよ」と語っている。

 また一方で、ムーテはアクシデントに見舞われながらもそれを敗戦の言い訳にはせず、ティエンのパフォーマンスを称賛した。

「彼はすべての面で優れていたよ。僕はフィジカルで彼を抑え込もうとしたんだけれど難しかった。彼はスタジアムで応援されるに値する選手だ。負けたのは残念だけど彼のためにハッピーだよ。彼は正々堂々と僕を倒したんだからね」

構成●スマッシュ編集部

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【動画】ムーテが「パニック状態」で迎えたというティエンとの3回戦ハイライト