男子テニスツアーのATP500シリーズ「アビエルト・メキシコ・テルセル・HSBC」(2月24日~3月1日/メキシコ・アカプルコ/ハードコート)は大会3日目の現地26日にシングルス2回戦が行なわれ、第4シードのホルガー・ルネ(デンマーク/世界ランク13位)とノーシードのブランドン・ナカシマ(アメリカ/同42位)が対戦。ルネが第1セット序盤で途中棄権を表明し、ナカシマがベスト8進出を決めた。
21歳にしてツアー4勝を挙げているルネは過去0勝3敗と分の悪いナカシマとの顔合わせとなったこの試合、第1ゲームから3ゲームを連取されて0-3となったところで体調不良によるリタイアを申請。この直後にルネは自身の公式X(@holgerrune2003)を更新し、棄権に至った理由を説明するとともに無念の心境をこう綴った。
「怒りと悲しみが同時に湧き上がってきました。食中毒になり、今日は(最後まで)プレーできませんでした。メキシコはお気に入りの場所の一つで、このトーナメントが大好きです。だからこそ絶対にこんな終わり方を迎えたくはありませんでした」
だが、アクシデントはこれだけでは終わらなかった。
ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、第2シードで昨年準優勝のキャスパー・ルード(キャスパー/同5位)と第3シードのトミー・ポール(アメリカ/同10位)も同日の2回戦を試合前に体調不良(胃に問題が発生)のために棄権したのである。
また試合では、21年のアカプルコ大会を制した第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)が予選勝者の19歳ラーナー・ティエン(アメリカ/同83位)に、第5シードのベン・シェルトン(アメリカ/同14位)は元世界7位のダビド・ゴファン(ベルギー/現63位)に敗れ、1日でトップ5シードが全滅するという異常事態が発生した。
その中でも心配なのが食中毒やそれに関連するような症状による棄権が相次いでいる点だ。ルネ、ルード、ポールの早い回復を祈るとともに、今勝ち上がっている選手たちが無事最後まで大会を戦えるよう願うばかりである。
文●中村光佑
【動画】次々とシード選手が姿を消すなど波乱続出のメキシコ大会3日目ハイライト
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「怒りと悲しみが同時に湧き上がってきました。食中毒になり、今日は(最後まで)プレーできませんでした。メキシコはお気に入りの場所の一つで、このトーナメントが大好きです。だからこそ絶対にこんな終わり方を迎えたくはありませんでした」
だが、アクシデントはこれだけでは終わらなかった。
ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、第2シードで昨年準優勝のキャスパー・ルード(キャスパー/同5位)と第3シードのトミー・ポール(アメリカ/同10位)も同日の2回戦を試合前に体調不良(胃に問題が発生)のために棄権したのである。
また試合では、21年のアカプルコ大会を制した第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)が予選勝者の19歳ラーナー・ティエン(アメリカ/同83位)に、第5シードのベン・シェルトン(アメリカ/同14位)は元世界7位のダビド・ゴファン(ベルギー/現63位)に敗れ、1日でトップ5シードが全滅するという異常事態が発生した。
その中でも心配なのが食中毒やそれに関連するような症状による棄権が相次いでいる点だ。ルネ、ルード、ポールの早い回復を祈るとともに、今勝ち上がっている選手たちが無事最後まで大会を戦えるよう願うばかりである。
文●中村光佑
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